何でしょうかね。「きしめん? あんな名古屋の変な麺うまくねぇよ」とか「博多うどんなんてコシがなくてうまくねえじゃん?」とか「武蔵野うどん? 硬いだけじゃね?」とかよく耳にしました。ちょっと汚い言葉ですみません、一言言わせてください。「うるせぇよ、その土地の大切な文化と伝統にケチつけてんじゃねぇよ」。土地ごとの料理とか馬鹿にされるの、本当僕嫌いなんです。ダメなものならとっくに無くなっています。守りたいから、伝えたいから残ったんです。先人たちが守ってきてくれたんです。言ってみれば、その土地ごとのエースです。甲子園出場校です。自分の味覚に合わないだけで叩くってどうなんですかね、〇〇ゆきさんの言葉を借りるなら「それって、あなたの意見ですよね?」です。きしめんも博多うどんも、讃岐、武蔵野に比べれば弾力性は劣ります。じゃあ、まずいかっていうとそうじゃない。天ぷら(さつま揚げ)の乗ったもちもちしたうどんを熱々のお汁でかき込む博多うどん、踊るたっぷりの鰹節の香りと旨味で頂くきしめん、どちらも甲乙つけがたい。もちろん抜群のコシと旨味たっぷりの肉汁うどんは埼玉に出てきてからの大好物で、讃岐のぶっかけは夏に必ず食べるお約束の一品です。九州にいったら博多うどんをその景色の中で食べたいし、名古屋に行ったら名古屋の訛りを聞きながら大須あたりできしめんをかっこみたい! 埼玉だったらそりゃ肉汁うどんですよ。名古屋は僕の生まれ故郷、だから名古屋も大好きです。若き日に駅構内で食べた鰹節たっぷりのきしめんは知らない土地で暮らす不安をかき消してくれた温かな名古屋の人の心です。「うまくいかんかったらいっつでも帰ってくりゃええわ、待っとるでよー」「池さん、元気出していこみゃー!」べそかきながら後にした名古屋駅のホーム。今日紹介するきしめんは「きしめんはよ、でらうみゃーよ! よそんとこ(その土地に暮らす)に負けぇせんでよー」と言いたい名古屋人のソウル。旨いきしめんという選択肢を、ここ埼玉から。
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名古屋のきしめん
きしめん(乾麺)1束、ほうれん草30g、蒲鉾3枚、卵1個、きざみあげ20g、鰹節1掴み、つゆ(麺つゆ50ml、水300)
1:ほうれん草は湯掻き、蒲鉾は厚めにカットしておく
2:つゆはレンジアップでも可。きしめんの茹で上がりに合わせて加熱する
3:きしめんは茹で時間を必ず守って茹で、茹で上げごは流水で滑りを取りながらきっちりしめる(湯でたお湯は捨てない)
4:茹でたお湯にしめたきしめんを戻し温めておく
5:お湯をよく切って器に入れ、中心に卵を落とし、つゆを入れる
6:蒲鉾、ほうれん草、刻み上げを載せ、最後に鰹節を入れて完成
※鰹節を踊らせながら、熱々をお召し上がりください。3の作業は絶対に省略しないこと。きしめんは伸びやすいのでガチガチにしめたものを温めるようにしてください!