所沢市は、埼玉県の南西部に位置する市で施行時特例市に指定されています。埼玉西武ライオンズが本拠地としている西武ドーム(ベルーナドーム)もあります。人口は約34万人で、さいたま市、川口市、川越市に次ぐ県内4位。旧入間郡になります。映画『となりのトトロ』の舞台(モデル地は所沢市内に点在する)にもなった狭山丘陵(トトロの森)や狭山湖(山口貯水池)が広がっているなど、豊かな自然にも恵まれ、日本初の飛行場が開設されたことから、所沢市は「日本の航空発祥の地」としても知られています。他県の方もちょっと耳にしたことのある都市名だと思います。こっちで買った最初のバイク(CB400)のナンバーが所沢でした。また、40度の高熱で新店応援して救急車で運ばれた思い出の町です。さ、能書きはこれくらい。所沢といえば、美味い焼き団子! 見かけはみたらし団子みたいなんですけど、しっかり醤油味。おやつというより軽食です。ただ、作るとなると少々敷居が高いです。ルールとしては炭火で焼く、深井醤油さんの醤油を使う、串に団子は4個、先頭と4個目は大きく、中2個はやや小さめと細かいですが、今回は団子3兄弟です。フライパン調理になりますので炭火は見送り、大きさも火の通りを考えて同じサイズでいきます。もちろん、深井醤油さんの「ヤマホの本醸造」取り寄せました。なんと深井醤油さん創業160年! 地元の人もこれじゃなきゃ所沢の焼き団子にならないと太鼓判です。頑張って近づけてみます。もちろん、所沢にお越しの際は団子屋さんを探してみてください。ほんと、あちこちに美味しいお店がありますよ。所沢っておしゃれなだけの街じゃないんです。焼き団子のルーツは太田道灌(おおたどうかん)。江戸城築城、いわば江戸の礎をつくった人物です。江戸時代、太田道灌は江戸庶民から「道灌さん」と呼ばれ、大変愛された人です。彼が武蔵野で鷹狩をしていた際に、土着の農民が団子を焼き、自製の醤油で仕上げて献上したことから始まったそうです。所沢は水田がなく畑で稲を育てる陸稲米栽培のため、米が美味しくないので団子にして焼いて食べていたことが始まりだとか。美味しく食べるための知恵、こんなところにも生きていますね。

焦がし醤油が香ばしい!! 醤油2度付け+トーチバーナーで抜群の仕上がりになります。形が歪なのはご愛嬌。 あぁ、所沢に食べに行きたい(泣)。
穀物に合うどっしりとした味わいの「ヤマホ本醸造」。炙るとお家が「団子屋さん」に! 甚吉袋と、しゃくし菜たまり漬けまで買っちゃいました。深井醤油様ありがとうございました!

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