西所沢駅の近くにあるという町中華の名店「満洲里(まんちゅうり)」。もちろん、iketchは行ったこともなく、食べたこともないんですが「ぴあMOOK 埼玉の町中華」に掲載された写真を見て一目惚れしました。「あ〜 これ、絶対美味しいやつだ!」。

たっぷり卵の天津麺! 大人だってこんなの食べたくなる日があるんだ!

ラーメンの上に甘いあんの芙蓉蟹をのっけただけ。ただ、それだけ。でも、その潔さが尊い。天津飯のご飯をうまいラーメンに変えた料理。

「多分、見目麗しいってこういう料理のことを言うんだろうな」

と、iketchは思いました。もう、想像通りの味です。茶碗一杯のご飯があれば、それだけで幸せになれる一品。今回は過去ブログ「芙蓉蟹」と「マイルドスープ」と言う具材を引き立てるスープの合わせ技で再現してみました。そのままのiketch流中華そばスープで作るとしょっぱくなっちゃうので。スープに具材を合わせたいときは具材は薄味に、具材に合わせたいときはスープを薄味にの発想です。芙蓉蟹のあんは強めの味付けにしてあるのでそれを活かしたい。そんなとき「マイルドスープ(このネーミングのセンスよ... )」の出番です。町中華の親父さんならラーメンスープに入れるかえしの量でコントロールするんですが、自宅だとそうもいきませんよね。これはiketch中華そばスープの簡単バージョンで鶏がらのだしを効かせて、他を最低限に抑えた超優しいスープです。そのまま中華スープとして使うとものたりませんが、中華風の鍋物や具材がしょっぱめのラーメンスープ、煮物で使うと「中華の風味」をもたらします。具材の方を活かすことが出来るんです。これなら、「美味しい芙蓉蟹はそのままに、美味い天津麺が出来上がる」ってわけです。試してみてね!

一回火入れしたら、あとは電子レンジでチンすればOK。香りが出ないので最初から電子レンジで調理しないでね!

忙しない12月。時折目を閉じながら味わう天津麺。焦らず行こうよ。持ち越す分は持ち越せばいいじゃん。うまいもん食って、肩で風切っていこう。この美味い一杯には、諸外国の旨みを独自の日本文化で迎え入れる昭和日本のゆとりが垣間見えます。

今回はちぢれの細麺を使用しました。これならあんが絡みます。美味い芙蓉蟹の方はブログ内で検索!

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