7、8月は「どうするiketch!? 埼玉夏の陣」と表題を改めやってきました。お気に入りのレシピは見つかりましたか? 暑苦しい展開ですみません(汗) もう、軍師の気持ちでやってましたよ、本当に。大将(ごまだれうどん)が危ない! 美味いうどんの作り方でフォローしつつ、梅おろしで援護だとか、山形のだし、宮崎の冷や汁いてくれて助かった〜とか、謎の武将のチートレシピ(笑)炸裂とか、足軽たちの活躍とか、突然現れた飛び道具部隊とか、ベテランとルーキーの共闘とか、女武将の登場とか... 冬の陣以上のスケールで展開できたのではと思います。

麺料理を中心に色々できて楽しかったです!

まず、メインに据えた「麺料理」。麺料理も仕事で20年やってくるとやはり、こだわりが出てきます。喉越しよく、食べ応えがあり、食感が楽しく、香りが鼻に心地よい、これを食べて欲しい。細麺でも太麺でも、濃口でも薄口でもなんでもいいです。バランスよく美味しく食べられて「美味しかった、楽しかった、また食べたい!」ってなれば職人冥利に尽きるというもの。これは麺料理をやってきて変わらない信念です。でも、手間暇かかりますし、水も火力もたくさん使います。平和だからこそ食べられる「麺料理」。平和とともに大事にしていきたいと思いました。

もう1つは玉露園さん、マルトモさんとのコラボ。おばあちゃん子だから、家にあの赤いこんぶ茶缶があったわけなんですが、中身が入っておらず小物入れになっていたのも懐かしい思い出です。そこから興味を持った「こんぶ茶」。まさかだしを引く仕事につき、こんなブログを投稿し、また玉露園さんと巡り会うなんて奇跡です。念願叶っての「こんぶ茶」レシピ、いかがだったでしょうか? もちろん、こんぶ茶レシピはこれで終わりではありません。当然、まだまだありますし、今後もあっと驚くレシピを発信していきたいと思います。(追記:「減塩 梅こんぶ茶」も合わせてありがとうございました)

ブログでお馴染みのマルトモさんも公私長い付き合いになります。鰹節屋さんなんですけど「鰹節」だけに甘えないで、真剣に楽しくて美味しい商品開発に取り組んでいらっしゃいます。僕もメインで使うのはやはり「鰹節」なんですが、「あぁ〜 これ便利だな!」とか「これなら使いやすいし、失敗しないだろうな!」と思う商品が多数あります。ベースを作る、というひと手間を代行してくれているわけです。ありがたいですよね。こちらを使った料理もガンガン紹介していきます。

「夏の魔物」の大将に切り込んだ武将たち! 断末魔の悲鳴をあげる「夏の魔物」! 見よ、これが日本に生きる人々の知恵だ! 名だたる麺武将を筆頭に、各国からやってきた郷土料理武将、飯武将、だし武将、足軽や鉄砲隊、騎馬隊、槍隊... ベテランもルーキーも心一つにして夏の魔物に戦いを挑んだ熱い夏の戦いがついに結末を迎えた。

「これで終わりではない、また新たな夏の魔物が現れるであろう。その時は遠慮なく呼んでくだされ」そう言い残し去っていく武将たち。

ありがとう、夏のつわものたち。まだまだ、暑い日は続く。しかし、乗り越えた私たちは、確かにここにいる... 大将のごまだれうどんが剣を天に掲げて叫ぶ!

「我が軍の勝利じゃ! さぁ、勝鬨をあげろ〜 !」 

「エイエイオー、エイエイオー!!」

武蔵国は実りの秋を迎えようとしていた。(完)

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