いかの塩辛って酒の肴にも、ご飯のお供にもなんであんなに合うんでしょうか? 歴史は600年頃にまで遡るそうで、文献によると一番古いものはフナの塩辛だったとのこと。魚類なんてそのままでは日持ちしませんから、干物や発酵食品にすることで保存性を高めるという古来の知恵なんでしょうね。結果として、干物や発酵食品には元々の素材より栄養価が高まったり、味わいが増したりと私たちの生活に欠かせないものとして現在まで継承されています。いかの塩辛なんてその最たるもの。特にスルメイカは今が旬です。いいものが割安で手に入りますので、そのまま買っちゃいましょう。一杯丸ごと買えば、色々使えて便利です。刺身、焼き物、煮物、炒め物なんでもありですので、捌き方の手順も一緒に教えちゃいますね。ちなみにいかの塩辛は白造り(皮を剥いだもので上品な味わい)、赤造り(皮をそのままに、肝と和えたもの巷でよく見るタイプです)、黒造り(いか肉にスミを合わせたもので色が黒い)ものがあります。今回は匂いを抑えた白造りで作ってみます。瓶詰めを買うと¥500以上しますから、¥300くらいのスルメイカで、塩辛とゲソ焼きまで作ればお得ですよ! 出来上がりにお時間かかりますので、ご容赦くださいね。個々の作業は簡単です。ではでは、いってみましょう!
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