一汁三菜(いちじゅうさんさい)とは、一点の汁物と三点のおかずが含まれる献立のことを指します。 汁物とは味噌汁やスープなどのことで、主菜はメインの肉料理や魚料理、副菜は付け合わせです。 これに主食であるお米を加え、一膳とするのが基本的な和食の一汁三菜の考え方です。とはいえ、日本の食スタイルも変わりました。ご飯の消費量も減りましたし、具沢山のお味噌汁と主菜で一汁一菜を唱える料理家の方もいらっしゃいます。確かに主菜はともかく、副菜2品の準備は面倒ですよね。もっとポジティブに考えましょう。僕はファストフード長いんですが、お客様が満足する構成(メニュー内容)は3点買いだって習いました。多分、海外的な発想なんでしょうがドリンク、ポテト、バーガーの構成って割と鉄板じゃないですか? 片手にドリンクを持って、内容の違う食べ物を交互に食べる。ドリンクでそれを流し込むって実は満足感のある食べ方だったんですね。1点だと食べ足りないし、取りすぎると栄養過多になる。種類が多すぎると選べないし... その丁度いい部分が日本の場合一汁三菜だったのかもしれません。ご飯に味噌汁、お漬物、焼き魚に、小鉢。よく眺めてきた光景ですが、実はとても深い意味があったんですね。日々食べるものだから、飽きずに、彩よく、栄養バランスも考えて... 先人たちに学ばなければいけないことは、私たちにはいっぱいありますね。

豆腐と大根、小葱の味噌汁。素朴なホッとする味わいです。
小さいですがほっけの塩焼きです。おろしと醤油のちょい垂らしにご飯も進みますよね。
ご飯、味噌汁、納豆小鉢、ほっけの塩焼きとお漬物。朝ごはんが充実する構成です。

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