繁盛するってのはいいことです。胸はって給料いただけますし、日々の達成感もモチベーションにつながっていきます。晩酌も気持ちがいいもんです。しかし、お盆期間中はアルバイトさんの稼働率も低くなりますし、人手不足の中運営をしていかなきゃいけません。これは正月も含めて、飲食業の宿命です。焼き鳥焼いたり、刺身切ったり、天ぷらあげたり、鍋ふったり、ドリンク作ったり、商品提供に行ったり、お客様をご案内したり、オーダーを聞いたりと... まぁ、全力で対応していたわけです。

こういう一皿をお客様に運んでいたわけですね。今日は自分でいただきます。

厨房担当が多いiketchにとって、やはりフロアサービスとの兼務がキツかったですね。調理中は口を真一文字結んで怖い顔で作っているんですが、お客様のもと商品を持っていくときにその顔でいっちゃダメです。切り替えなきゃいけない。でも、経験なんですよね。いい笑顔になってるっぽい。お客様も商品に目を輝かせたり、僕に笑顔を見せてくれたりします。僕の調理した商品や接客がファンのおじいさんは、会計が終わった後に肩を叩いてくれたり、揉んでくれたり、手を握って感謝と満足を伝えてくれます。

「今日もうまかったよ! またくるよ!」

その一言に苦労は吹き飛びます。お客さんによっては冗談も言いますし、ちょっとiketchより若い女性客の方にはお食事に誘われたこともあります。若い子にはお酒の嗜みかたや、料理との合わせかたを教えたりもします。あんまり仕事の感覚がないんですよね、僕は。ただ、仕込み中や賄い調理中、店内会議などはやばいくらい怖い顔してますよ。「話しかけにくい」って言われたことありますもん。

このブログでも常々言っているように要は「メリハリ」なんです。いつもふざけてても、やるべき時にはきちっとこなす、これがかっこいいんじゃないですか。できるようになってきたんですね、不器用な僕も。これが人生の財産なんだな、と思います。よくいう「ご褒美」もそう。ご褒美は「頂く」ものであって、自分で勝手に定めるものでは、本来ありません。ただの「甘え」です。

「頑張ってる自覚があるなら、甘えも必要です」

しょっちゅうはダメかもしれません。でも、何かの節目には誰が何と言おうが「自分であげて」ください。自分を肯定してあげてください。否定ばかりしてはいけませんよ。前を向く力はそういったプラスのストロークから出てきます。マイナスストロークは自分を追い込むだけです。だから、高いけど頑張って「本鮪」買いましたよ。店でiketchが盛り付けるように小笹皿(木の簾みたいなもの)もAmazonで購入してお店仕様にしました。どうです? こんな洒落た一品でお盆進行を締めくくれるなんて幸せもんなんじゃないかな、そう思いました。さ、気持ち切り替えていこう!

とろけるような味わいでした。明日からまた気持ちを切り替えて頑張るぞ〜

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