過去ブログ「渾身の肉そば」では「つけ」タイプのものを紹介しました。今回は「かけ」タイプのものを「大将の八方だし」を使って作っていきます。もちろん、かつお節を使って普通に引いてもらって構いません。覚えて欲しいのは「即席かえし」の作り方と、お出汁に発生する「雑味」の取り方です。

こいつを作っていきます。プロの肉そば(かけ)です!

ここまでで「大将の八方だし」が間違いなく美味しいのがわかりました。今度はかえしです。これで麺つゆで作ったらもったいない! 簡単なやつ教えときます。iketchが検証、実験で作っている自家製です。もちろん、2週間くらい寝かした方が美味しいんですが、すぐ使いたい時ってこれが便利です。メーカーの違う2種類の醤油、ザラメ、みりんを用意します。メーカーは1種類でもいいんですが、必ず濃口を使ってください。濃口+薄口とかの組み合わせはダメです。味に奥行きを出す目的でタイプの違うものを使用しました(今回はイチビキさんとワダカンさんです)。ザラメは目の荒いタイプ、味醂は本みりん(味醂風ではなくアルコール表記のあるもの)を使います。イメージ的には、全ての材料を入れて軽くかき混ぜつつ(鍋底にザラメがくっつかないように)火入れして、味醂のアルコールが飛び、かえしの表面に茶色のクリームが覆ったら完成です。煮立たせないようにしてくださいね。後は粗熱を取り密閉容器に入れ替えて完成です。お気に入りの醤油で作るのがおすすめです。(2週間くらい冷蔵庫で寝かせると味が落ち着き、ザルうどんなんかのつゆ用に使えます。1ヶ月くらいは問題なく使えます)

完成、本かえしです。好きな醤油で作って、色々な出汁と組み合わせてみてください。本来比率は醤油:砂糖:味醂=5:1:1で作りますが、今回は醤油:ザラメ:味醂=5:1.5:1で作りました。

お出汁は「大将の八方だし」でだし引きした後、豚バラ肉を入れ裏表と火を通していくんですが、クズが出ますので箸などであまりいじらないようにしてください。両面に色がついたら豚バラ肉を取り出します。後はボウルなどにステンレスザルを重ねリードペーパーを引き、一気に濾します。ペーパーは絞らないようにしましょう。

八方だしに豚バラの旨味が溶け込んだ肉汁が臭みもなくて、とても上品です。やっぱ、混合だしはすごいや(汗)。

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