夜なのに涙が溢れます〜♪ 夜なのに〜 夜なのに〜 ため息また一つ... まぁ、熱唱中申し訳ないんですが、ここは料理ブログ。真面目にいきましょう。好きだったアイドルの歌歌ってる場合じゃありません。ふと、大学時代のことを思い出しました。皆さんはiketchだったら、凝った料理で自炊してたんじゃないかと思いますよね。でも基本は「朝→勤め先のまかない、昼→学食、夜コンビニのパンや牛乳、スーパーの惣菜」でした。どこにも自炊の気配がありません。
よく作った深夜飯が食パンをトーストして、マーガリンを塗り、砂糖をまぶしたシュガートースト。まだ、お酒は飲めなかったので、これにブラックコーヒー。こんなんで大学4年間を切り抜けました。もちろん、ご飯を炊くとか、味噌汁作るとか、カレー作るくらいはできましたが、そんなに頻繁には作りません。本業、学生でしたから。仲間と集まって鍋やピザ、バイトの給料日にはやっすい焼肉、一人の時はあんぱんやメロンパンと牛乳、そんな感じでした。とはいえ、毎度メロンパン、あんぱん買いにコンビニに行くのも面倒ですし、そうなると6枚切り食パン買っといて、傷まない砂糖とインスタントコーヒーがあれば乗り切れちゃうと考えたわけです。論文とかで煮詰まってる時って、バイトにすらいきたくなかったですから。当然、何か作るってのも面倒です。でも食べないわけにはいかない。脳は糖分を欲しているし... それでシュガートーストとブラックコーヒー(これで眠気も飛ぶ)だったんですね。iketchっぽい。

大人になりました。役職にもつきました。お酒も飲めるようになりました。食べるものも変わりました。シュガートースト&ブラックコーヒーは、ガーリックトースト&レモンサワーになりました。正直、本当に料理、調理したくない時ってあります。そんな時こんな一品が僕を救ってくれるんです。辛い時も頑張って食べてたもんな、いいんだよこれでって。久しぶりに作ったガーリックトースト。経験も浅く、かっこいいつまみなんて作れなかった新米店長時代。こんなんでいいんだよとトースターから取り出した熱々のガーリックトースト。
「おばあちゃん、案外本当にうまいものってこういうものなのかもしれないね」
出来上がったガーリックトーストを口に運んだ時、祖母の微笑みが思い出されました。