ブログ初の「流離ってみんべぇ」長編。「熱海、伊豆、三島、越生」と駆け抜けた「わさび編と梅編」いかがだったでしょうか? カテゴリもコラム、紀行文、レシピ、調理師の検証報告と多岐に渡りご迷惑をおかけしました。知っていたことへの確認と確信、知らなかったことへの憧憬と気づきと短い旅ではありましたが多くの経験を得ました。これら得たものを活かして仕事もプライベートも充実したものにしていきたいと思います。

さて、「梅とわさび」に興味を持っていただけましたか? もし、ほんの少しだけでも「美味しそう」とか「やってみたい」と思っていただけたなら幸いです。ですので、ヘビーユーザーさんには物足りなかったかもしれませんが「ほんのり、ほのかに感じる」をテーマとさせていただきました。やはり「梅とわさび」はスパイスやハーブとして使われる立ち位置が多く、なければないで困らないし、別に... と思っていらっしゃった方も多いのではないでしょうか。僕自身メインの食材でレシピに取り上げてこなかったのはそういう思いもあります。過去ブログレシピでいうと、「鰯の梅煮」と「さば味噌」くらいがサブ、アシストの立ち位置かなぁというところです。わさびに関しては「わさび丼」が今回初主役といったところ。でも、それでいいじゃないですか。僕は「梅干し、練り梅」も常備していますし、わさびに関しては「ふりかけ、佃煮」がレギュラー陣にいます。やっぱり、好きだからなんでしょうね。
栄養素や効能など優れた成分を持つ「梅とわさび」ではありますが、そういうアプローチじゃなくて「日本の粋と妙」を伝える食材としてこれからもずっと私たちのそばに寄り添っていてほしいと思います。

最後に山本食品様、玉露園様、モニプラ運営局様、関係者各位、ご覧くださった皆様、ご協力いただき本当にありがとうございました。これからもコツコツと「美味しい、楽しい、継続できる」レシピをお届けしてまいります。よろしくお願いいたします。合掌。