『1899年(明治32年)に「ちゃんぽん」を考案した中華料理店『四海樓(しかいろう)』の店主・陳平順(ちんへいじゅん)氏が、汁なしのちゃんぽんとして作ったもので、その独自の味わいから、後年「ちゃんぽん」と並んで全国的に知られる麺料理に育っていった。』なるほど、ちゃんぽんの兄弟だったわけですね。弟です。

これくらいの野菜がないと皿うどんとは呼べないっ! あつあつトロリの餡が絶妙にパリパリ麺に絡みます。


『当初から伝わる「皿うどん」は、ちゃんぽんと同じ太い麺を使った焼きちゃんぽんで、近年よく食されている細いパリパリ麺に五目あんかけをかけるものとはちがう料理の側面がある。長崎の人たちは前者を「太麺皿うどん」、後者を「細麺皿うどん」としてはっきり区別している。なお、「皿うどん」という名称は、誕生当時、麺は椀や丼などの深い器に入れるのが常識だったところ、皿で出されたことで多くの驚きを誘い、そこから付けられたものだといわれている。』(農林水産省/うちの郷土料理)

説明長くなりましたが、今回は「長崎皿うどん」いってみましょう! iketchの好きな九州は福岡市の「味のマルタイ」さんの定番商品をアレンジせず、チャチャっと作っていきます。家族が断然好きな味。肉や魚介、たっぷりの野菜とともに食べるパリパリ麺(細麺)。栄養満点で食べ応えも抜群。ドンと出てくると躊躇しますけど、食べ始めると夢中で食べてしまうこと請け合いです。味は「マルタイさんだから」間違いなし。長崎皿うどんを存分に楽しみましょう。本場流にウスターソースをかけるもよし、爽やかにお酢をかけるもよし。しっかり食べて、スタミナつけて、8月を乗り切っていきましょう!

たっぷりのあんかけをパリパリ麺でいただきましょう。お腹満足、栄養バッチリ。うだる暑さを吹き飛ばせ!

追記:

全国区で美味しいものを届けてくれる長崎県。太平洋戦争時、1945年8月9日11時2分、2発目の原子爆弾が長崎に投下されました。7万4千人の命を奪いました。美しい街並みは炎に包まれ、一瞬で廃墟と化しました。広島と合わせて21万人以上の方が亡くなりました。忘れちゃいけません、伝えていかなきゃいけないんです、今の私たちの幸せは尊い犠牲の上に成り立っているということを。もう一度書かせてください。

平和だからこそ食べられる美味しい料理。大事にしていかなきゃいけません。守っていかなきゃいけません。

僕の祖父や祖母が体験した悲しみや喪失感しか生まない戦争。折角、ヒエラルキーのトップとして生まれてきた人間の選択肢としては一番愚かな解決策です、戦争って。それをしなくても共存していける未来を作っていきましょうよ! 美味しいものが人を幸せにすると信じて。

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