8月旬の魚、かます。お店にも鮮度の良いのが入ってきまして、瞬殺でなくなりました。キッチン越しに食べてるお客さんの顔をながめてると幸せそうなんだよな〜 もう、夢中になってついばんでる(笑)
かます(アカカマス)の旬は、脂が乗る10~12月と、産卵前に栄養をたくわえる3~4月。カツオ同様に2回きます。アオカマス(ヤマトカマス)は例外的に8~10月が旬。 アオカマスは、アカカマスよりも水っぽいことから干物にされることが多く、刺し身やその他料理にはアカカマスが向きます。なお、カマスは水分の多い魚なので、焼く前に塩で軽くしめてやると魚の生臭さもなくなり、さらに美味になりますよ!

ところで、アカカマスの味は身よりも皮にあります。 酢〆にするには脂が強く、皮を取ると身だけでは旨みが物足りないので、今回はじっくり焼き上げ、バーナーで炙って旨みを出していきます。というのも旨みが皮と皮下にあるので、これを直火で炙ると旨みと香ばしさがセットで味わうことができるというわけです。良いこと知ったでしょ?
塩焼き用に捌くのは簡単で鱗を落として、エラ蓋を抜いて、内臓抜いて、振り塩をするだけです。2枚、3枚に下ろす必要はないので1匹買ってきた方が見た目にも豪勢ですし、鮮度も保てます。そんなわけでの1匹買いでした。

で、困ったのはその大きさ。秋刀魚よりも大きく体長40センチくらいあるので、まぁ、フライパンの直径は持っているものでクリアなんですが、載せる器がありません。ダイソーさんでも探したんですが、やはりない。久しぶりのAmazonですよ。皿を探していろいろ見積もっていたんですが「欲しい皿が多すぎ」て困りました(泣)。どれも欲しいんですが「皿長者もしくは皿番長」になっても仕方ないので、良いの一つに絞って我慢です。すごい迫力でしょ?

いかがですか? 「萬古焼 青りーぶ つき出し皿」。美しい器です、まさにお店仕様。1枚で¥1600くらいしますから、みなさんは無理しないでかますを2〜3等分にカットしていつものお皿で食卓に出せばOKですよ! ブログをやっている手前(また、一応料理人なので... )、多少見栄えを気にしているだけですから。カットした方が食べやすいし、皿も小さくて済みます。
さ、いっとくか「帝松(小川町の地酒)」で!