どうだろう、もう値段が落ち着いてきましたかね、きゅうり。年から年中買えてありがたいんですが、ここ一番、過去紹介したきゅうりの醤油漬けを今回改めて紹介します。以前のブログの記事ではやや、作り方が解説寄りで難しかったのではと思い作る過程を写真で追っかけることにしました。僕はきゅうりが安い時はしょっちゅう買って作るんですが、埼玉県産のお値打ちきゅうりが手に入ったのでナイスタイミングでした。で、流離っている理由なんですが「とにかく醤油が変わると表情が変わる」につきます。他には酢と酒、生姜、唐辛子、以上なので醤油が鍵を握っているのは明らかです。よく使うのはやはり、自分に馴染んだ醤油。幼い頃から愛知県でお世話になったイチビキさん、サンビシさん、仕事でお世話になっているキッコーマンさん、そして家族郷里の味九州醤油たち。私たちの日常を支える「醤油」の数だけこの醤油漬けが存在します。ボリボリときゅうりの醤油漬けをかじりながら、ふと思いました。

ご飯のお供にはもちろん、日本酒にもばっちりあいます。今回は小川町の地酒「帝松辛口」の熱燗といただきました。こいつを作っていきますよ!
きゅうりは大ぶりにカットして、塩(今回は4本ですので小さじ1くらい使いました)でよく混ぜ込み30分放置します。めちゃめちゃ水分が出ます。
その間に漬け込みだれを作っていきます。お好きな醤油でどうぞ! 醤油を変えるだけで仕上がりもかなり変わります。今回はイチビキ醤油で試しました。愛知県豊橋市のお醤油ですね。馴染んだ味です。
30分たったきゅうりを強く手で絞り、さらに水分を抜きます。かなり柔らかくなっています。そのあとはリードペーパー(こだわり)でしっかり水気を切ってください。
沸騰した漬け込みだれにきゅうりを入れて再加熱します。沸騰したらすぐに火を止めてください。味が染み過ぎてしまいます(しょっぱくなります)。
きゅうりはザルにあげて粗熱を取り、残った漬け込みだれを1分ほど加熱してきゅうりから出た分の水分を蒸発させます。これやらないと、今度は漬け込みだれが痛みやすく薄味になります。うまくつかりません。
漬け込みだれも同様に粗熱を取りリードペーパーで濾します。その後きゅうり、生姜の千切り、ごま、輪切り唐辛子を加えて上からラップで押さえ込み冷蔵庫にイン。漬け込み後2〜3日で美味しく出来上がります。賞味期限はそこから2週間程度です。それ以降も食べられますが、やや酸味が強くなります。

夏場はほぼこれを作るくらい好きなんですが、季節が外れた時はきゅうりが安いときにお試しください。うま味調味料を使わないので優しく自然な美味しさに仕上がりますよ!

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