道の駅「川口安行」で入手した商品の2点目は、深谷市ヤマニファームさん製造、行田の大徳商会さん販売の「ふるさとの野菜で作ったたまり漬け」です。埼玉県産の野菜を用いての製造に拘った、赤くない福神漬けといったところでしょうか。大根、きゅうり、なす、生姜、れんこんを小ぶりにカットし、醤油や胡麻の風味を生かした優しい味わいのお漬物に仕立ててあります。特に感心したのは生姜サイズ。生姜は薬味扱いの食品が多く、脇役や裏方の立ち位置。でも、この「ふるさとの野菜で作ったたまり漬け」では、他の食材と負けない大きさにしっかりカット。柔らかで風味豊かな味付けが効いているため、際立った辛味もなく「美味しい生姜漬け」として召し上がれます。着香としてしそエキスを用いている以外は、防腐剤、安定剤の使用もなくお子様にも安心して食べさせられる商品ではないでしょうか。埼玉の美味しい野菜を伝える食育の一環としても高レベルな商品だと思います。カレーの付け合わせとしてはもちろん、そのままご飯のお供として地場の野菜を漬け込んだ素朴なお漬物をお勧めします(リピ決定です。ちなみに企業案件ではなく個人の感想です)。ところで、福神漬けは7つの食材を七福神に見立て「福神漬け」と呼ぶそうですが、「ふるさとの野菜で造ったたまり漬け」は野菜が2つほど足りてません。僕は埼玉の野菜に拘った作り手さんの「思い」と「情熱」の2つを加えて、これが「埼玉の福神漬け」と呼びたいです。

甘辛のたまり醤油にしっかり浸かった、風味豊かで素朴な味わい。
他の野菜に負けない大きさにカットされた滋味深い生姜。爽やかな香りが口の中に広がります。

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