キリンドラフトマネジャーのiketchです(一応)。居酒屋の店長だったからと言うわけではなく「ビールが好き」だから講習を受けていただいた資格なんですが、まぁ、いきましたよ茨城県の取手市まで(笑)すごい巨大な工場で「あぁ、ここで一番搾り作ってんだ〜 」と感動したものです。キリンビールの歴史、樽の取り扱い、洗浄や販促方法、試飲に至るまでとても勉強になりました。「やっぱ生ビールよ」と思ったものです。

なんとも美しい琥珀色... え、隣の料理は何かって? まぁ、いいじゃないですか...

月日は流れ、今、クラフトビールなんて言葉をどこでも耳にするようになりました。ちょっとお高めの値段設定なんですが、デザインも秀逸だし素敵なパッケージが多いのも事実。みなさんいかがです、飲んでらっしゃいますか?(お酒は20歳になってから) Googleで検索すると...

キリンといえば大手ですが、こういう希少価値の高いビールも製造しています。口にすれば納得の味わいです。小さくて恐縮なんですが右下がマッピングになっています(大きいサイズのものはスプリングバレーHPで確認できます)

「クラフトビールとは、小規模な醸造所職人技創意工夫を凝らし、品質や多様性、**独自性を重視して造る、個性豊かなビール**のことです。」

とありました。とはいえ、これだけ種類が多いと「どれがどんな味で、どういう風味で、どんな料理と合うのか?」を調べるのは至難の業。そこで今回はキリンが販売しているクラフトビール「スプリングバレー」各種を飲み比べて(ニヤニヤするんじゃない)、どんな料理と合うのかiketchの料理たちで検証していきたいと思います〜 (拍手!)

では、飲み比べる前に予習をしておきましょう。代表的なスタイル(例)というのがGoogleで紹介されておりまして、

  • IPA (インディア・ペールエール): ホップの香りと苦味が特徴で、世界的に人気。
  • ペールエール: クラフトビールの王道とも言えるスタイル。
  • セゾン: ベルギー発祥。軽やかで爽やかな香りが特徴。
  • 白ビール (ヴァイツェン): 小麦を使い、まろやかな口当たり。
  • 黒ビール (スタウト/ポーター): 濃色麦芽使用。香ばしい香りとコクが特徴。 

ここらへんが主流といえそうです。また「スプリングバレー」各種は現在キリンのビール工場で製造されており、特徴や色合いなどを独自のマッピングでわかりやすく可視化してくれています(こういうの本当に助かります)。では、いってみましょう!

・豊潤ラガー496

いいですね、しっかりしたビール感、苦味と香りのバランス感。基本なんでもいけちゃいそうですが、iketchからは「居酒屋風鉄鍋ステーキ」「マイワシのなめろう」「特製チキンナゲット」「焼き鳥」を用意しました。しっかりしたビールには、輪郭がはっきりしたおつまみが最適! 味噌やポン酢醤油、焼き鳥タレに負けない味わいをお楽しみください。ちなみにチキンナゲットはネットであちこち紹介されてました(笑)。

・シルクエール

キメが細かくってすごく香り立ちのいいビールです! 上品! ベルギーとかあっちっぽいビールです。 これなら魚介とか淡白な味わいが活きます。白ワインに合わせる感覚でiketchが用意したのは「たことカリカリじゃこのサラダ」「冷奴」「トビウオのお造り」「カンパチのべっこう漬け」です。マスカルポーネを使ったサラダとか、ペコリーノチーズをたっぷりかけたパスタなんかも合いそうです♪ すごい、これビールですよ! 

・JAPANエール 香

お、こう来ましたか! 柑橘系! これは「和食」全般OKです。フルーティな柑橘系の香りで、コク控えめ、苦味抑えめの超バランス調整。でも、アルコール度数は6度とビール感はしっかり感じられます。iketchは「味比べ梅きゅう」「川越産ポップコーン」「秋刀魚の塩焼き」「辛味大根おろしなめこ汁そば」をご用意。煮物や蒸し物なんかもいいですね。和食が続く年末年始にいい活躍してくれそうです。

・まろみのエール

スパイス系ですね〜 シナモン? 調べるとシナモンとコリアンダー。スパイシーで、口当たりはふわっと柔らか。下世話な話、お店っぽい作り(笑)。家で普段じゃまず飲めない逸品です、これ。もう、わざわざビール職人呼んで、スパイス片手に作ってもらったような手作り感あるビールです。やっぱり、限定醸造。これ流通させるんだ〜 すご〜い。大量生産品のビールじゃまずお目にかかれないビールですよ。言葉で伝えきれない。iketchからは「きのこと鶏肉の抹茶クリーム煮」「自家製シチュー」「サーモンとブロッコリーのマリネ」「タルトタタン」をいっときましょう。焼き菓子や酸味のある料理、複雑で旨味あふれる煮込み料理なんていかがでしょうか?

・ジャズベリー(お店で探してね) 

市販品としては流通してないんですが、クラフトビール「スプリングバレー」を取り扱っているところなら置いてあるラズベリー香る逸品「ジャズベリー」もおすすめ。ちなみにフルーツテイストタイプの発泡酒になります(5度)。チーズ料理全般、NYチーズケーキ、マルガリータなどとにかくチーズに合わせると美味しい発泡酒です。鮮度や香りの管理の問題で市販ルートにのせられないのかもしれません。ロゼワインを思わせる色合いと、注いでいる時、お客様に提供するときまで華やかにベリー香る素敵な発泡酒です。キリンさん、ボトル化頑張って!!!

さてさて、駆け足で紹介してまいりました「スプリングバレー検証」いかがだったでしょうか? iketchもうベロベロです(笑)。総括して、いい意味で「キリン」ぽさがなくて感動しました。地元の美味しいビール工房で手にするような一杯、極論、つまみなんか置いといてビールを語りビールを楽しむ感じの製品群でした。いいですね。今までの日本にはなかった「日常的なのに特別感のある仕上がり、クラフトビール」その楽しさを知ったようなiketchでした。

いよいよ年の瀬。グラスに注いで色合いや香りを楽しみながら、作り手の「オタク感たっぷり」のビールで今年を振り返ってみるのもいいんじゃないでしょうか?

おまけ「ビーフシチュー仕立て煮込みハンバーグ」

豊潤ラガー496に合わせてビーフシチュー仕立てで調理しました。そうそう、こういうのありませんでしたもんね!

煮込み料理の写真、ちょっと気になったんじゃないでしょうか? これiketch自家製ハンバーグにトップバリュのビーフシチュー、ブロッコリ、クリームポーションを加えただけの煮込みハンバーグ風なんです。ハンバーグのレシピ再録しておきます。後はレンジで温めたビーフシチューをかけてブロッコリー(ほうれん草などでも可)、コーヒー用クリームポーションを順番に加えるだけです。どうです? 洋食屋さんの一品ぽくなったでしょ! トップバリュのビーフシチューは具材少なめなものの旨みは十分で、牛肉もとっても柔らかかったです。これなら素敵な年末の夜を楽しめそう。長くなりました、ではまた!

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