過去ブログ「○か卯の親子丼」で、一般的ではない「九州醤油」を用いたレシピで紹介させてもらった「親子丼」。

「でも、普段作りのじゃないんでしょ?」

そうなんです。あれは企業っぽいものをやりたくて再現した親子丼なのであって、普段作りのものではありませんでした。もちろん、味は自信があります。

「家で作るんだから、iketchがお店でまかない用に作ってるのが知りたい〜」

わかります。今回はそれでいきましょうか! 原価お安めの鶏肉(胸、もも混在)、余りやすい食材玉ねぎ、営業によって使用量が変わる小口ネギ。ここら辺を使ってチャチャっといきますよ。どうしても食べるのは「若い子」が多いので味付け甘めにしてあります。これ食べて、笑顔でもう一踏ん張りして欲しいからです。「店長の親子丼すっごい好き」とか「店のメニューに黙って入れちゃえばいいのに」なんて、ありがたい評価をいただいたまかない丼です。

店で作る時は当然これの8倍とか12倍とか作るのでタレなど分量を増やせばいいだけなんですが、抑えて欲しいポイントいっときましょう。まず、「甘めに」仕上げるということ。店には七味などありますので、辛いもの好きな子たちはそれかけて食べてくれます。これをしょっぱくしちゃうと「辛い、しょっぱい」が苦手な子は食べてくれません。こういう失敗若い頃よくしました。iketchは辛いもの好きなので(汗)。次に、「鶏肉は食べやすい大きさに(面倒でも)カットする」ということ。男の子はいいんですが、女の子は食べにくいです。一口大より気持ち小さめに鶏肉をカットするとバッチリですし、火の通りも早いです。仕入れた鶏肉だとカットが大きかったので細かくぶつ切りにしていたなぁ、なんて思い出しました。最後に、「卵とじの状態までは仕上げてもOKですが、食べる直前に残した卵液を加えて半熟トロ玉状態」にすることです。

親子丼はツルり、トロリが楽しい丼です。熱々の卵とじ丼を作ったら、仕上げの感覚で卵液を上からかけてあげてください。これだけで「プロっぽい」仕上がりになります。大丈夫、熱々の熱で徐々に火が通っていきますから! 

簡単だし、店のアルバイトの子からもリピート要請が多かったまかないです。なんで紹介しなかったかというと「味付けが濃い」から。働く子達にはこれくらいのヤンチャな親子丼が最高のご褒美だと思っています。

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