さ、いきますか。東松山のライバル紹介第二弾「室蘭やきとり」。もぅ、レモンサワー片手に出来上がってるiketchです。またしても、鶏肉じゃない焼き鳥の参戦です。今回は「豚肩ロース」を使っていきます。それと独特の甘みが特徴的な「タレ」を玉露園こんぶ茶で再現していきます(拍手!)。

さて、室蘭やきとり(むろらんやきとり)は、北海道室蘭市の豚肉とタマネギを使用した串焼き料理です。豚肉を使用していますが関東地方でいう「やきとん」とは呼ばず、鶏肉やもつを使ったものとの総称で「やきとり」と呼ばれています。

コイツは美味いぜ! 肩ロースのかみごたえと旨み。玉ねぎとタレの甘み。和芥子の辛味! こりゃ、わすれられない味になるっ!

Wikipediaによると「昭和初期、食糧増産のために室蘭では農家が豚を飼うようになった。1933年頃に室蘭市の輪西では豚肉の串焼きの屋台が営業していた。屋台主の一人が1937年に雀などの野鳥の串焼きを売り出す「鳥よし」という店を開店したが、当初から、豚の精肉とモツを使用した串焼きを提供しており、これが「室蘭やきとり」の元祖であるとされている。」んだそうです。なるほど、焼き鳥屋がここでもルーツでした。東松山と似てますね。焼き鳥屋が出すんだから豚でも「やきとり」な訳です。鶏肉じゃなくて、焼き鳥のように調理する豚肉だから漢字を当てずに「やきとり」にしたんでしょうね。 

室蘭やきとりは豚の肩ロースと玉ねぎを使用し、独特の甘いタレを絡め、和芥子で食べるというもの。流石にタレのレシピは分かりませんのでクックパッド「いづみうな@izumiuna」さん「お家で簡単☆室蘭やきとり」を参考に、現焼き鳥職人iketchの知恵をブレンドしました。まず、豚肩肉はお店仕込みと同じく5〜8ミリの暑さにスライスし、玉ねぎも同様の厚さにします。段差があるとどちらかの具材にうまく火が通らないためです。肉→玉ねぎ→肉→玉ねぎ→肉の順に串打ちしていき、玉ねぎががばらけないようにしました。クックパッドのレシピにある「秘密のエキ(酒大2、塩少々)」は省き、酒に短時間漬け込み(今回は5本でしたので5分程度)に変更しました。タレの味がしっかりしていたので豚肉の旨みがピーキーにならないための配慮です。もし、料理酒を使われる方は料理酒大1:水大1で作ってみてください。しょっぱくならないように注意です!

焼き方としてはフライパンをガチガチに温めてから火を止め、余熱で火入れしていきます。両面に焦げ目がついたらOK、アルミホイルなどで蓋をして余熱で火を入れていきます。出てきた脂はタレに溶かしますので捨てないようにしてください。さて、ここからがiketch流。やきとりをタレに絡めて煮詰めていきます。1本ごとに満遍なくタレを絡めたら滴り落ちるタレごとアルミホイルを引いたフライパンにインしてタレの水分を蒸発させるようにして火入れしていきます。最後は陶器の皿にあげてトーチバーナーで炙り、焦げの香ばしさを作ります。いかがでしょうか?

タレがとろみ足りないように思うかもしれませんが、片栗粉を増やすと食感が変わるので程々に。

焼き物の基本は「香ばしい香り」。これが食欲をそそるんです。面倒くさがらずにトライトライ!

大満足の仕上がりでしょ? うんうん、お店感ある〜!

焼き鳥屋さんの「焼き台」だとこれらの操作が必要なく、アングル(焼き鳥を乗せる鉄棒)に乗せて、くるくる回すだけで美味しい焼き鳥ができるんですが、家庭ではこうもいきません。フライパンでそのまま最後まで調理すると焦がしたり、パサパサになったり、中が生だったりと失敗しやすいんです。串焼きの基本は「遠火の強火」だから、それっぽくなるための調理操作になります。ちょっと難易度高いですが、チャレンジしてみてください。それにしても、室蘭やきとり恐るべし。北海道民はこんな旨いやきとりで一杯やってるのか〜 東松山も負けてらんないぞ〜

いかがだったでしょうか? 玉露園こんぶ茶を使った数珠のレシピの数々。今回安心だったのは「いつも使ってる、知ってる味。間違いない旨み」でした。だから。あれやってみんべ、これやってみんべと期間をおかずにチャレンジできました。昆布ってその大きさや漬け込む水の水温、気温、乾物時の状態にすごく左右されます。それがこんなに簡単に日常の食生活に持ち込めるなんて、プロの僕からしても嬉しい限りです。玉露園様のホームページでも色々な方がレシピを発信されていますし、僕自身、これからも発信していきます。「昆布だしは日本の文化」ですものね。玉露園様、モニプラ運営局様、この度は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。今年も楽しく美味しいレシピを発信してまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

追記:

新年早々とんでもないものを手に入れましたよ! そう、自家製やきとりタネだれです。コイツに脂を溶かして、醤油や砂糖を追加していけば店も顔負けの「やきとりだれ」に仕上がります。密度が高いので雑菌も繁殖せず何年も使えますので、きっと重宝するはず。頑張ったご褒美はお店に負けない、家庭の味でした!

思わぬ収穫でした♪ コイツの活用の仕方はまたいずれ!

提供:玉露園ファンコミュニティ
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