8月は中華シリーズを随所に挟みながらやってきたんですが、当然失敗もありました。基本的に覚えてきた料理は当時の手順を振り返りながら、多くのレシピを検証して当てはめ、再現していく方法。あの手順だったらこうだったかなとか、ここで混ぜるなら、先にこれを仕上げておくかみたいに手探りでした。顕著だったのが今回の北京ダック風と、水餃子です。北京ダック風は結論から言えば、脂分が全然足らない。もも肉使ったんですがくどいくらい油が出るのをあの甜麺醤で食べるから美味しいのに、鶏の皮まで残しても旨味半減。もも肉だと甜麺醤の強さに負けちゃうんですよね。食べられはしますけど、北京ダック風にはなりませんでした。包む皮の方も餃子の皮を使ったのですがどうやっても焼くとパリッ、ではなくパキッとなってしまってうまくいきませんでした。薄いのとサイズが小さいので炙っても火が通り過ぎてしまうんです。ただ、味はそれなりでしたが。水餃子は味は問題ないです。湯がくだけですからいいんですが、いろいろな包み方を練習した失敗品処理です。見かけも餃子の形が残ったものや、ワンタンみたいになったものなど様々で、皮の重なった部分の火の通り具合がまちまちでした。どれもがつるんと食べられて美味しいですもんね。作ったことがあっても長年調理しないとこうなるよ、という見本でした。味付けのリカバーは比較的やりやすいけど、素材そのもののリカバーは簡単ではないことを知った料理たちでした。

鶏肉の旨味と包む皮の食感が再現できなかった北京ダック風。総合点は60点くらいです。
歪な「訳あり水餃子」。味は問題なしでしたが、やっぱり見た目って大事ですよね。50点です。

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