国民1人が1年間に食べているお米は、1962年の118.3kgをピークに年々減少していて、2022年では50.7kgと約半分の消費量となっているそうです。 ここまでお米の消費が減少している理由には、食生活の多様化、少子高齢化、世帯構造の変化などさまざまな要因が挙げられ今後もさらに加速していくと予想されています。これは由々しき問題です。僕の当てずっぽうなんですけど、ご飯に合わない料理が増えたからじゃないんでしょうか。フランス料理のフルコースや、1個で食欲を満たすようなジャンクフードを口にすれば、ご飯や味噌汁なんて絡むわけないですから。大事なのはそういった新しくやってきた料理を否定するのではなく、私たちの食スタイルに合わせたアレンジや、生活にフィットした形に整えて行くことが大事なんじゃないかと思うんです。日本に日本人の食生活に合うように四川料理を紹介してくださった陳健民氏、常に現代にそうように和食を追求してくださった神田川先生のようなスピリッツが最近の飲食のシーンに失われているような気がします。カレーライスだって日本生まれじゃないですか。僕も和洋折衷で料理を紹介してきていますけど、ベースに考えるのは「ご飯や日本酒に合う美味いもの」です。そういった料理を一品でも知っていただければとレシピをいじっています。ちょっと堅めの話ですみません。今回は「ほうれん草の白あえ」です。優しくて、ちょっとご飯に添えたい味わい、美味い日本酒のそばに置きたい小鉢。そんなベーシックな味を目指しました。ご飯の国の人でありたいと思います。
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ほうれん草の白あえ
絹ごし豆腐1/2丁、ほうれん草1/2株、しめじ1/2、ニンジン1/3本、練りごま大1、砂糖大1、醤油大1
1:ほうれん草は下茹でし、カットしておく。ほうれん草の下処理は「ほうれん草のおひたし」の記事を参照
2:豆腐はキッチンペーパーに包み、重しを置いて(豆腐重量の半分の重さ)水を抜く
3:しめじはバラし、ニンジンは千切りにして、ほうれん草を湯がいた茹で汁でそのまま2分ほど茹でる
4:しめじとニンジンはザルで湯切り後ボールに開け塩(分量外)をひとつまみ入れ混ぜ合わせる
5:別のボールに練りごま、砂糖、醤油を入れ砂糖が溶けるくらいまで混ぜ込んでおく
6:調味料を入れたボールに豆腐を裏漉ししながら入れよく混ぜ合わせて和えごろもを作る
7:ほうれん草、ニンジン、しめじをギュッと絞ってから和え衣に合わせ、器にもり入りごま(分量外)をかけて、完成