これからの季節のために、旨い「湯豆腐」の作り方を紹介しておきます。皆さんは「湯豆腐」ってどうやって作っていますか? 居酒屋なんかで1人用の鍋を用意して五徳で加熱して食べるあの「湯豆腐」って美味しそうだと思いませんか? 通常は鍋に昆布をポンと入れて、水いれて、豆腐入れて、ポン酢や味ぽんで食べるのが流れかと思います。ちょっと一仕事してみましょうか。まず、鍋に水を入れたら昆布を入れて30分は置いてください。昆布の旨み(グルタミン酸)を出します。次は、具材に椎茸を加えてください。椎茸の旨み(グアニル酸)が溶けます。最後、後述するかつおつゆを作りましょう。かつおの旨み(イノシン酸)を乗せます。ポイントはこの3つだけです。薬味に焼きのり(グアニル酸)を加えているのも旨みを強めるためです。この3つのポイントを抑えるだけで居酒屋とか旅館の「湯豆腐」に近づくこと請け合いです。こういった味の足し算で料理が美味しくなるって、料理は奥が深いなと思います。


