春の味覚として店先に並ぶ「菜の花」は、アブラナ科アブラナ属の花の総称です。特に「菜の花」はアブラナまたはセイヨウアブラナの別名としても用いられています。ちなみに「菜花」は、ナタネ、カブ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カラシナ、ザーサイなどアブラナ科アブラナ属で主として花や葉茎を食するものをいい、「菜の花」も含まれます。菜の花の開花時期は2月から5月頃で、食用となる菜の花は11月から4月頃まで出回ります。 そのうち、旬となるのは1月から3月頃です。もっとも、花が開き始めたものもありますので、黄色い花を咲かせる前に入手して調理していきたいものです。花が咲くと苦味が出て、食感も劣ってきます。栄養素としてビタミンCは、ほうれん草の約3.7倍、葉酸は、ほうれん草の約1.6倍、カルシウムは、ほうれん草の約3.2倍となっておりβカロテンや鉄でほうれん草に劣りますがとても優秀な食材といえます。ですので、ほうれん草のような調理をしていくと美味しく食べられます。今回は定番「菜の花の辛子和え」を作ります。最初『基本の「き」』にするか迷ったんですが、ほうれん草と下準備がほぼ変わりませんのでサクッと紹介します。「菜の花」は茎に近い部分を1センチほどカットしておきます。次に1000mlのお湯に小さじ1の塩を加えて沸騰させ、2分ほどゆがきます。最後は氷水、もしくは流水で一気に熱を取り色止めをします。これだけです。ほうれん草と小松菜の中間くらいの食感で和洋とわず料理に利用できます。この時期のお楽しみ、美味しくいただきましょう!
Twitterでフォローしよう
Follow mitsuguikedaおすすめの記事
やっぱり、菜飯! 筍と大根の葉で作るよ!
やっぱり菜飯というより、やっぱりおばあちゃん子なんだなと思います。祖母の作る炊き込みご飯や、混ぜご飯は「間違いなく美味しい」。季節の食材で素...
鮭の塩焼きがある、肌寒い朝に...
暑い暑いと言っていたのが信じられないくらい、冷え込むようになりました。11月ももう終わりで、12月のクリスマスと大晦日を超えると、1年も終わ...
[和食月間2024EX] お待たせしました! 元祖ちゃんこ鍋、鳥そっぷだ! [東京都郷土料理]
昨年の「埼玉冬の陣」でマルトモさんの「鰹節屋のだし醤油」と共に紹介したちゃんこ鍋。今回はスタンダードなヤツをいっときましょう。ところで、東京...
かつやさんに負けない!(気持ちだけ)
美味しいですよね、かつやさんのとんかつ。これ最初に持ってきたらブログ終わっちゃうんですけど、気持ちだけは何とか... ということで、やってみ...
[だし強化月間] 思い出のにしんそば [かつおだし]
大学生の頃、知り合った友人に京都の名物は「にしんそば」だと教わりました。それで2人で食べに行こうということで祇園四条の「にしんそば松葉」さん...
季節の天ぷら「タラの芽」で春の夜を愛でる...
タラの芽はウコギ科のタラノキの新芽の事で、この新芽の部分を山菜として食用とします。春を伝える食材として人気があり、山菜の王様と呼ばれています...
安心や安全の上にあるものが笑顔なんだ
知床の遊覧船事故の痛ましい報道が日々繰り返し放送されています。やるせない気持ちでいっぱいです。ゴールデンウィークを暗くする話題ですよね。こと...
[えっもう来てた?] 菜の花とベーコンのスープパスタ
和風なものを紹介しましたので、洋風なものもいっときましょうか。「菜の花とベーコンのスープパスタ」になります。コンソメスープの味を活かした春っ...
最近のコメント
表示できるコメントはありません。
12月0 Posts
1月0 Posts
2月0 Posts
3月0 Posts
菜の花の辛子和え
菜の花100g、水1000ml、塩小1、麺つゆ大1、和からし小1/2
1:手鍋に水を沸騰させ塩を溶かしておく
2:菜の花は根元を1センチほどカットし、沸騰した湯に入れ2分ゆがく
3:茹で上がり後、ボウルに水をため流水ですぐに熱を取る
4:菜の花は十分に水を絞り、水を捨てたボウルに戻しておく
5:菜の花に麺つゆと和からしを入れさっくりと和える
6:小鉢に見栄え良く盛り付け、完成