あら汁を作っていてふと思ったんです。「玉露園 減塩こんぶ茶」と「マルトモ 新だしの素」のコンビネーションすごくないか?(汗) と。この合わせだし、ちょっと作れないです。もうね、色々な料理が射程圏内に入ってきます。あ、「無双だし」なんていいな!

以前「とんかつ茶漬け」でおだしのベースに「玉露園 こんぶ茶」を使ったんですが、まぁ、料亭の味わいです。濃くて深い印象。今回の「減塩 こんぶ茶」は味に奥行きがあるのに、軽過ぎないというのか、単調な味付けになっていない印象です。味のことを言葉で説明するのは難しいんですが、もともと「お茶」のように飲用する目的で作られてますから、あっさりしてるのに、しっかり旨味を感じるんですよね。「これ便利だわ」とパッケージを見つめて、しばし沈黙のiketchです。そういえば、二の丑ですよね。いっちゃいますか、「無双だし」でいただく「ひつまぶし」!

そのまま→薬味のせ→お茶漬けで3回美味い! 鰻の新しいおいしさに気づく逸品です。

ところでひつまぶしとは愛知県名古屋市の名物料理。鰻の蒲焼きを短冊状に切って、熱々のご飯と盛り、だしを添えて供します。食べ方は、最初はそのまま、次は薬味をのせて、最後ははおだしをかけてさらっといただくのが地元流(お前の地元はどこなんだよ!)。いわゆる、鰻茶漬け。当然、鍵を握るのは「おだし」です。鰻って濃い食材ですから、負けない強さが必要になります。で、「美味しい鰻丼の作り方」という形で何回か紹介しているんですが、あの方法を用いると鰻の味(というかタレの旨味)が「落ち過ぎてしまって」茶漬けにすると美味しくないわけです。

お酒多めにしてレンジアップ! これでかなりタレの強さが和らぎます。これをご飯にオン。付属のタレなど使わずにそのままご飯に「まぶしながら」召し上がってください。うんうん、いい感じ!

そこで鰻にかかっているタレを上手に利用しつつ仕上げます。今回「タレ落とし」しません。そのまま耐熱容器に小さじ2の酒を入れ、ラップをして加熱します。「うん、少しタレが落ちたな」って感じで、次はトーチバーナーで炙って香りを出します。それを熱々ご飯にオン! で、「玉露園 減塩こんぶ茶」と「マルトモ 新だしの素」ベースの「無双だし」が登場と言うわけです。鰻は少量でも満足のいくおいしさです(元々、鰻のタレかけご飯って美味しいですよね!)。

茶だしが、とにかく美味い! 濃い味を上手に受け止めながら、鰹と昆布の旨味を口内一杯に広げてくれます。夢中で食べちゃう美味しさ、保証しますよ!

適度なタレ感とたっぷりのだし感。香る薬味とわさびの爽やかさ。うんうん、いい感じで再現できましたよ! こちらもぜひ、ご賞味くださいね。では、また。

とんでもないコンビネーションで温冷問わず大活躍する「玉露園 減塩こんぶ茶」と「マルトモ 新だしの素」! 大将「ごまだれうどん(冷や汁)」を全力で支えます。

「ハハハ! これは面白い! あら汁といい、ひつまぶしといい旨く食わせるその実力、見事なり!」

殿も馬上でご満悦! 怯む夏の魔物に武蔵国のつわものどもが睨みを効かせる。

「見たか! 暑さに負けぬ、美味しさを!」

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事