「さすらう」というのは、自分で目的(目的地)を決めずに歩き回ること、「さまよう」というのは自分で目的(目的地)がどこかわからずに歩き回ること。正直、彷徨っていました(汗)。前者は「自由気ままな旅」、後者は「迷子」。旅に出るからには立ち返る場所がなきゃダメですよね。僕の立ち返る場所は「台所」ですから自由気ままに作って、楽しんで、おいしけりゃOKのはずでした。ところが引越し、生活環境の変化はなかなか馴染まないもの。引っ越してからも当然作ったり、食べたりしているわけですが、マンネリループに陥ったり、外食が増えたりと兎角安定しません。美味しく作って食べるというより義務的に処理している感じです。じゃあこの際実情の食レポでもしてみるか、というわけでバーガーキングさんに行ったんです。バーガーキングさんのハンバーガーは肉肉しくて美味しいのは知っていたんですが、今まで住んでいた環境では通いにくいところばかりだったので足が遠のいていました。店舗数からもマクドナルドさんの方が行く率は断然多いんですが、行ける場所にあったのでバーガーキングさんを十数年ぶりに利用しました。チーズワッパーとポテトフライだけなんですが「美味しい!」ですね。レタスやトマトもしっかり挟んだ、ダイナーで出てくるようなバーガーでボリュームもたっぷりです。ポテトも熱々でカリッとしていて食感もバッチリです。値段はマクドナルドさんと比べればお高めですが、その価値に値すると僕は思います。店ではまかない料理を作ることが多いんですが「食べる人にとって美味しいもの」と「自分が食べて美味しいもの」ってやっぱり違っていいんだと気づきました。本当に美味しいものは「自分が美味しいと思うもの」、そう思った時僕の新しい住居に「台所」が帰ってきました。

包み紙は僕の握り拳よりも大きい! 包装紙も特殊加工で汁気の多いものを包んでも破れない材質でした。またポテトはオーソドックスな薄い紙のものでポテトに匂いがうつらないようになっていました。こういうのを「工夫」っていうんですね。
シャキシャキしたレタス、みずみずしいトマト、食感と辛味をプラスするオニオン、肉厚のビーフパティ、それを受け止めるキャパを持ったバンズ。口の中が賑やかで、美味しいのはもちろんなんですが食べていて楽しいと思えるハンバーガーです。
カリッとしていて食べるとホクホクの王道。マクドナルドさんのものより太く、ケンタッキーさんの物より細いサイズ。表面に何か加工がしてあるみたいですね。フニャフニャにならずに最後まで美味しくいただけました。ごちそうさまでした!

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