暑いと食べたくなるものは冷たさを感じるものと、辛さを感じるもの。僕は麺類をやってましたから、夏は冷たいうどん、そばの繁盛期でした。でも、この暑いのにカレーうどんなんて... と思う方がいらっしゃるかもしれませんがコンスタントに出るんですよ、しかも、お昼とか。ビジネスマンはあまり見ませんが、作業員の方とか、警備員の方とか結構注文いただきました。汗ふきながら、ご飯と一緒に召し上がっている。なんとなく、僕は気持ちわかるんですよね、活力をもらえるというか、デトックスされるというか... よっしゃ、これ食って午後も頑張るか! みたいな感じです。大丈夫、あってますよ! 僕も無性に食べたくなる時があるんですよね「カレーうどん」。カレーうどんは明治時代に和洋折衷料理の一つとして、初期の頃に完成しました。醤油や鰹で引いた出し汁にカレー粉を入れてのばし、とろみをつけてうどんにかけた料理で、当時人気だったカレーライスを追いかける形で誕生したそうです。東京早稲田にあった「三朝庵」(閉店)とする説と大阪谷町にあった「東京そば」(現東京目黒「朝松庵」)とする説があるようです。いずれにしても、日本古来のうどん、そばのスタイルから逸脱した斬新な料理に当時の人々も戸惑いと驚きがあったことでしょう。ですが、そこは「ハイカラ」な明治の方々。徐々に一般の蕎麦店にも普及していき、うどん屋、そば屋の重要なメニューとして定着していきました。この「カレースタイル」、うどんやそばにただ、かけただけじゃないんですね。スパイシーなんだけどどこか和風なテイストは、出し汁にありました。実は今カレーのレシピ検証していて... まぁ、カレー自体はそれでいいんですが余ったカレーでカレーうどんを作ってみようと思いました。ですので、カレーも1から作らなくてレトルトなんかで大丈夫なレシピを紹介します。辛さは人それぞれかと思いますが、僕は「カレーうどん」のカレーとして辛過ぎは逆に苦手です(カレー自体は辛いの大好きですよ)。中辛くらいがうどんや、そばにマッチします。イメージ的には「カップヌードル カレー味」みたいなのを目指すとちょうど美味しいです。うどん屋、そば屋、食堂なんかで出てくる庶民の味「カレーうどん」、作っていきましょう!
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お蕎麦屋さんの「カレーうどん」
カレー350g(レトルトでも可)、うどん1玉、こねぎ10g、出し汁(創味つゆ30cc、水60cc)
1:カレーは温めておく。うどんは袋麺で良いが、できれば説明書通り湯がいたほうが良い
2:手鍋に温めたカレーを入れ、出し汁と一緒に加熱する。よくかき混ぜること
3:茹でて湯切りしたうどんを丼などに入れ、カレーつゆをかける
4:こねぎをトッピングし、完成
※麺つゆの希釈比率はざるそばの濃度に合わせるとうまくいきます。そうするとカレーに負けません。