僕らの若い頃「檸檬」といえば、梶井基次郎の小説のタイトルだったんですが、今の子達だと米津玄師さんのヒット曲かなぁ。いい曲ですよね「檸檬」。苦い思い出をレモンの果皮になぞらえて淡々と歌うその姿に、iketchですら心動かされます。「苦いレモンの匂い... 」そこ、そう感じるんだ。苦さを香りで感じるなんて衝撃的でした。レモンというとあまりマイナスイメージってないじゃないですか。せいぜい「酸っぱい」部分がクローズアップされて色々な比喩に使われるくらい。確かにレモンの果皮は食べませんよね。かじった人にしかわからない苦さ。それを歌で表現しているのでしょうか?

歌の解説はさておき、ちょっと栄養成分表(参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」)のぞいてみますか。これ、やばいくらい優秀な食物ですよ。

【レモン可食部100gあたり】
エネルギー…54㎉
水分…85.3g
たんぱく質…0.9g
炭水化物…12.5g
カリウム…130㎎(ナトリウムを排出し、むくみを抑える効果)
カルシウム…67㎎(ご存じ、骨粗しょう症に効果)

鉄…0.2㎎
ビタミンB1…0.07㎎
ビタミンB2…0.07㎎
ナイアシン…0.2㎎
ビタミンB6…0.08㎎
パントテン酸…0.39㎎
ビタミンC…100㎎(美肌とストレス退治)
食物繊維総量…4.9g

カリウムは野菜、果物だから多いのはわかる(それでも優秀)として、カルシウムすごいな。で、表記ないですが疲労回復効果のあるクエン酸生活習慣病予防に効果のあるポリフェノールリラックス効果をもたらすリモネン(お風呂にゆず浮かべたりするじゃないですか、あのアロマ効果がリモネン)が含まれます。表で特に優れた栄養素を太字表記したんですが、やはりビタミンCが群を抜いていますね。でも、優秀なのはわかったけど、レモンを日々の食生活にどう持ち込んだらいいのか... お任せください、レモン好きiketchに! 唐揚げのおまけばかりじゃレモンもかわいそうですもんね!(お前はむしろレモンサワーが好きな男だろ?) いっとくか、主役。というわけでレモンの味わいを全面に出した元麺職人iketchの「レモンラーメン」紹介です(拍手)。

さっぱり、ツルツル、シコシコ! これならいけるでしょ、レモンの果汁をいかしていきましょう!

あのね、健康的だからという理由でレシピ紹介したくないんです。まず「美味しい(美味しそう)」じゃないですか? 衝撃的な暑さが続く中、とにかく口に何か入れないとってなった時、その状況における美味しさが追求されるべきです。見た目に涼しそうだったり、食感が軽かったり、刺激(酸っぱさ、辛さ)があったり。そういうつもりで、今回もレシピを組み立てました。

ラーメンとして成立してなきゃ。これ、1番。イメージ的には冷たい中華そばレモン風味、です。冷たくしてもスープのコクや味わいが薄まらないよう、かつレモンに負けないように調整してあります。キンキンに冷やして、氷を浮かべて召し上がってみてください。冷やし中華やざるラーメンとは違う「汁ごと味わう満足感」を実感できるはずです。「夢ならばどれほど良かったでしょう♪」

米津玄師さんに食べてもらいたいな!

ポッカサッポロレモンより安いレモン果汁見つけました! レモン原体より安いのでレモンスライスが入らない方はこちらでどうぞ。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事