イナダはブリの若魚。夏に水揚げが多く脂ののりは薄いものの暑い夏にはさっぱりとして少し歯ごたえのある食感はまさに旬(7〜10月)! 秋口からなら濃い味、まったりした味の「ブリ」が美味いんですが、この時期にはまぁ... (苦笑)。無理は禁物ってことです。

お馴染み角上魚類さんでそんな「イナダ」の柵を入手しましたので、これを前回作った「青唐辛子醤油」でいただきます。

美味い「帝松」と稲田の刺身でまったりと過ごす夏の夜。

イナダはスズキ目アジ科に属する、ブリの若魚の名前です。関東では一般的に体長40cm前後をイナダ、1m前後のものをブリと呼んでます。成長するに従って名前が変わる魚を出世魚と呼びますが、イナダも出世魚のひとつなんです。

関東では大きさ20cm前後のものを「ワカシ」、40cm前後のものを「イナダ」、そして60cm前後のものを「ワラサ」、それ以上で1m前後のものを「ブリ」と呼びます。ちなみに関西では同じように大きさによって、「ツバス」「ハマチ」「メジロ」「ブリ」と呼び方が変わります。関東と関西だけでなく地域によっても、さまざまな呼び方があルようです。また、養殖されたものを「ハマチ」、天然ものを「イナダ」と呼び方を分けることもあるため、ややこし位ですよね。とはいえ、出世魚。縁起物として「鯉」「鯛」などと共に日本人に愛されている魚です。ちょっとした蘊蓄でした、ではまた!

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