京都で学生をやっていた自分からすると、太秦映画村とか、やはり「嘘」っぽい匂いがします。批判しているのではなくて、「生活の匂い」がしないからです。まぁ、当たり前と言えば当たり前なんですが、家って人が暮らしているものじゃないですか、だから形だけ模したものってすごく、セット感が感じられます。

入間市にあるジョンソンタウンは、過去、アメリカ人達が普通に暮らしていた街です。今は日本人が引き継ぎ、そこで生活しています。米軍ハウスと呼ばれる平屋のアメリカン古民家と平成ハウスと呼ばれる現代的低層新築住宅が、樹々の間に点在して建っている独特の景色には1950年代、古き良きアメリカ郊外の街並を想わせるイメージがあります。

なぜジョンソンタウンなのか? ここはもともと、アメリカ軍のジョンソン基地があったエリアなんです。 その名前が街の由来になっています。 アメリカ軍人用に整備された街並みを、軍の撤退に伴い米国風の平屋建築をリフォームして現在に至っています。詳細は「入間市 ジョンソンタウン」で調べて欲しいんですが、まぁ色々な政治的、権力的な影響に翻弄されながらも、街として独立し地元の人たちと溶け合い今に至っているのは事実です。大好きなエルアールの曲をかけながら、とあるお店のハンバーガーが食べたくてジョンソンタウンへ。

残念ながらお目当てのショップはお休みでしたが、そこには確かにアメリカがありました。映画のセットではない、人の匂いがする街並み。映画「バックトゥザフューチャー」の世界が広がっていました。

街並みを眺めながらゆっくり散策しました。

「来てよかったな、ジョンソンタウン」

大学時代米文学を専攻していた自分、強くてカッコいいアメリカ。来ている服、食べているフード、車、人々の笑顔。その全てに憧れていました。今のアメリカにはそんな魅力は感じませんが(苦笑)、それらがあった時代の街並み。ジェームスディーンの生きた時代の街並みが静かに息をしていました。

イオンでハンバーガーの材料を買って自宅に戻り、早速ハンバーガーを作ることにしました。やっぱ、ハンバーガーにはビールだな、なんて思いながらオリジナルバーガーを2種類。スタンダードなマスタードケチャップのチーズバーガーと、タルタル風ソースと生ハムを挟んだオリジナルの月見バーガーの2個を美味しいビールで流し込みます。今日はアメリカ50年代の音楽と洒落込みましょうか? ハンバーガーを頬張りながら、味わうビール。頑張れば、夢が叶うと信じた少年時代。甘酸っぱい思い出と共に...

ジタクナルド一発目はチーズバーガー。アメリカって言えば、これのイメージ。

オリジナルの月見バーガーはタルタル風のソースと生ハムをチョイス。こんなバーガーもお店じゃ中々食べられませんからね、手作りです。

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