野菜たっぷり、栄養たっぷりで尚且つ美味しいちゃんぽんめん。iketchもずっとやりたいな〜って思ってました。で、だし強化月間じゃないですか。やりましょう、こここそチャンス、と思い早速休日にベルクさんへ。

ただ、今回お店の味は目指しません。気軽に日常的に食べたくなるちゃんぽんを目指します。普段日常で、

「あ〜 なんか今日ちゃんぽん食べた〜い」

っていう人はそんなにいないと思います。でも、家系ラーメンや、ご当地ラーメンにはない独特のスープ、具材、太麺ってのが僕らの心を掴んでいるんじゃないでしょうか?  参考にさせていただくのは東洋水産(マルちゃん)のちゃんぽんめん(スープ付き)です。具材を揃えて調理してみますと...

さすがマルちゃん(東洋水産)、焼きそばや赤いきつねでお世話になっている麺食品のリーディングカンパニー(具材は別売です)!

「うん、普通に美味しい。有り合わせの野菜や残った肉を加えるだけでお店っぽい仕上がり」

とiketchも納得の出来栄えです。果たしてこのスープに勝てるのか? 豚骨やアミノ酸調味料を駆使して作ったスープの素は旨さばっちりの出来栄えです。でも、普通の家庭にベースに使う豚骨はありませんよね? ネットでレシピを検索してみると「牛乳」という選択肢。なるほど、色も近いしこれにチキンスープ(鶏ガラスープの素)を加えればそれらしい味になるかもしれない。試しにプロトタイプをネットのレシピ通りに作ると「塩味」や「コク」は出てるんですが、味に広がりがない。舌の上だけで感じるような味わいでした。

あさりと豚骨ベースの王道、長崎ちゃんぽんがご家庭で... いいスープですよ、これ!

太麺もモチモチしていて、スープとよく絡みます。手強いな...

そこで「だし職人 iketch」は考えました。「奥行き」が足りてない、つまり口内に旨みが広がらないからなんじゃないかと(だしの旨みが足りない)。だったら「水」を「だし」に変えるしかない。閃いたのはいいけど、何の「だし」にするか、ですよね。思いつき、「昆布」に白羽の矢を立てました。鰹とかだと醤油や味噌、塩なんかとの相性がいいからオールラウンダー昆布がいいかな、と思ったんです。

「当たり!」牛乳のコク、チキンスープの旨みが、昆布だしで口内隅々に広がります! エビやイカの旨み、たっぷり野菜の旨み、豚肉の旨み、しめじの旨みを昆布の優しいおだしが津々浦々に運んでいく。マルちゃんのスープはもちろん「美味しい」です。逆にiketchちゃんぽんスープは企業様では作れないはず。素朴で優しく、後味はすっきりしています。これは間違いなく「昆布」の力です(次回をお楽しみに!)。昆布だしは簡単なので覚えておいて色々な料理に使っていきましょう。昆布購入へのハードルが高いなら、玉露園こんぶ茶を使ってみてください、必ず力を貸してくれるはずです。

スープを口にするたびに広がる、数多の旨みが織りなすハーモニー。ファーストインパクトを継続させていく力、だし。この旨み、伝えていきましょうよ、後世に。

追記:

今回は東洋水産「ちゃんぽん麺」を紹介する記事です。さぁ、iketchはどういう解釈でこちらに立ち向かうのでしょうか? 次回をお楽しみに!

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