「11月24日(いいにほんしょく)は「和食の日」です。2013年に「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録され、和食文化は、世界共通の財産となりました。和食の日には、学校での食育授業や和食給食の提供など、全国で和食に親しむ活動を促進し、和食文化の保護・継承を推進しています。」(政府広報オンライン)

この日目掛けて準備を進めてきました。お肉もいいんですが、やはり海洋国家の農耕民族、日本人。魚と野菜を中心に和の味付けにこだわってみました。和食文化の保護継承について「流離の台所」でも、10月の「だし強化月間」と合わせて11月「和食月間」を展開しています。過去記事11月24日の記事を合わせてご覧ください。
今年の「和食の日 お献立」は「彩の和膳」と題しまして、
・和栗ときのこの炊き込みご飯

・さんまの大葉巻き焼き(肝醤油を添えて)

・なめことほうれん草、豆腐の味噌汁

の3点、これに自家製白菜の漬物がつきます。

和栗ときのこの炊き込みご飯ですが、実は2022年栗ご飯ときのこかきたま汁でやっています。以前、汁に使ったきのこをご飯の方に移し、味付けをヒガシマルうどんスープの素で見直しました。具沢山で味わい豊かな一品に仕上がりました。栗も甘すぎない味付けのものを使用しています。
時期は少しすぎましたが、まだ良い状態のものが手に入る秋刀魚。利用しない手はないのでこちらで一品作りました。秋刀魚の1匹買いはとてもコスパが良く肝は肝醤油や焼いてそのまま、骨はカラッとあげて骨せんべいにと使えます。捌いた後、小骨は多少残りますがそのままにしました。気になる人は角上さんなどで1匹捌いてもらった後忘れずに「肝もください」と付け加えると綺麗に捌いた秋刀魚と肝を渡してくれるはずです。苦味と旨みが強い肝は捌いた後お湯で軽くゆがくか電子レンジで加熱して火入れをし、裏漉ししたのち醤油と合わせてペーストにしました。秋刀魚と大葉の香りを旨みたっぷりの肝醤油で召し上がってください。
なめこと相性の良いほうれん草に豆腐を入れて仕立てました。味噌は市販の信州味噌、だしは大将の八方だしを引きました。煮立たせないように、味噌は最後に入れて仕上げてくださいね。
白菜の漬物は過去浅漬けで紹介しましたが、今回は「深漬け(古漬け)」で用意しました。出来上がりに一月半(45日くらい)かかりますので、事前に準備していたものです。こちらの作り方は別の記事で紹介させていただきます。
いかがでしょうか? 今年は世界も日本も色々なことで大きく揺れ動き、特に日本では大きな政治的な変化も見られました。しかし、私たち日本人は右往左往することなく日々の生活を大切にし、人とのつながりを大事にし、社会を支えていかなければなりません。そんな私たちを陰日向となり支え続ける「和食」。
この日に「何をするか?」でなくてもいいと思います。「和食」と向き合う日なんだくらいで。僕はこの国に暮らす一人として「深呼吸する日」と受け止め、和食の保護継承を続けていきます。













