玉子丼、親子丼というのは関東でも見かけるんですが、木の葉丼というのは見かけませんね。ご存知ですか? 玉子丼に蒲鉾や三つ葉が入っていて、木の葉が散っているように見えることから名付けられたそうで、関西以西の方ならうどん屋さん、食堂なんかでよく見かけると思います。大学時代梅田の古書街に出かけるのが好きで、バイトが休みの時に阪急で出かけたものなんですが、うどん屋さんに入ると必ず置いてあるんですよね。しかも、親子丼やカツ丼に比べて全然安い。まだ、食べ盛りだし、お金もそんなにないわけなので、こいつがありがたい。卒業して、関東にやってきたわけなんですが、どこにもそのメニューがない。「関西飯だったか...」なんて思ったりして。まぁ、その分関東のうどん屋さん、お蕎麦屋さんには別の美味しいものがあるわけで、忘れてしまっていたんです。ここ数年のこと、ふと飲食系のムックだか雑誌だかで見かけて懐かしさと同時に、「こんなカラフルだったんだ」と改めて驚かされました。具材は蒲鉾、三つ葉、卵、玉ねぎ、海苔くらいなんですけど、いろどりが綺麗なんですよね。ピンク、白、黄、緑、黒、これで器が青だったりすると、もう見ているだけで楽しくなってきます。食べ応えもあるし、派手さもある、それに安いと、関西らしい丼だなぁなんて思いました。ちょっと懐かしい思い出に浸りながら今持っている技術で再現してみました。どうでしょうか?
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木の葉丼
ご飯220g、卵2個、蒲鉾50g、椎茸1個、玉ねぎ1/4個、三つ葉20g、煮汁(水100cc、酒大1、醤油大1、醤油大1、砂糖大1/2)刻み海苔1g
1:蒲鉾、椎茸、玉ねぎは4ミリ幅にカット。三つ葉は2センチ幅にカットしておく。
2:煮汁はボールに混ぜ合わせておく。卵は混ぜておく
3:フライパンにサラダ油(分量外、少量)を入れて中火で蒲鉾、椎茸、玉ねぎをしんなりするまで炒め合わせる
4:煮汁を入れて沸騰させ、卵液を2/3量を入れて大きく絡める
5:卵液が8割固まったところで三つ葉を入れ、残りの卵液を回し入れる
6:ご飯を丼に盛り付け、木の葉丼具材を被せるようにのせる
7:刻みのりをかけて、完成