卵の料理は体に良いとわかっていても、毎日卵かけご飯じゃ飽きちゃいますよね(飽きない人はすみません)。朝食には卵を絡めるんですが、生卵、半熟卵、卵焼き、目玉焼き、オムレツ... バリエが広がれば食卓も賑わいます。そんなわけで卵を使った朝の一品を紹介します。「納豆の卵焼き」は僕の祖母の少ない料理レパートリーの一つでした。決して料理上手な人ではありませんでしたが、作ってくれる料理の一つ一つには子供や孫たちへの愛が込められていたんだなと思います。うま味調味料が嫌いな人で「あんなものを食べよると、舌が馬鹿んなる(うま味調味料まみれの食品を口にしてばかりいると、味覚音痴になります)」なんてよく言っていました。言い方はきついですけど、そんな祖母の娘と孫が調理師になったなんて面白い話だと思いませんか? 姐さんも僕もこんな祖母に育てられ、食の世界で生きていけることになりました、ただ感謝です。味は薄塩で、物足りない方はほんのちょっと醤油を垂らしてご飯と食べてみてください。きっと今日を頑張る力が体の内側から湧いてきます。

素朴でシンプルな祖母の味。40年以上食べ続けているロングセラー料理です。

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