同僚がまかないでハンバーグを作りました。就業時間よりも早く出勤し、食パンや、デミグラスソース缶など色々準備して「ハンバーグ作ります!」なんて、下準備してました。こういうところを他の従業員さんは見てないからわからないかもしれないですけど、愛ですよね。フードプロセッサーを使ったり、一生懸命捏ねたり... 作るという行為の先には「みんなに喜んで欲しい」という思いがあります。こういうの大好きです。試食したハンバーグはソースも含めて絶品。額に汗して働いている裏にはその人の優しさと思いが溢れていました。
さて、その同僚が「コンソメ余っちゃったんで、iketchさん使います?」なんていうんでありがたくいただいたんですが、めっちゃ余ってました(笑)。「僕もこれで何か作りますね!」なんて答えた手前、iketchの美味しいヤツいっときましょうか! 名付けて「給食風クラムチャウダー」です。ところで、クラムチャウダーってなんでしょうか?
「アメリカ東海岸のニューイングランドが発祥地で様々な類がある。ニューイングランド風は牛乳をベースとした白いクリームスープでありボストンクラムチャウダーとも呼ばれる。マンハッタン風(あるいはニューヨーク風)は赤いトマトスープである。」とWikipediaにありました。iketch、専攻は米文学なんですがやっとアメリカ料理に辿り着きました(涙)。長かったぁ〜 そう、アメリカ料理なんですよ、クラムチャウダーは。一般にボストン近辺に漂着したフランス人漁師の発案といわれ、その名称もフランスの大鍋(chaudière)が語源とされるているんですが、当時、彼らと友好関係にあったアメリカ先住民のミクマク族料理の翻案との説もあるそうです。魚介の旨味が効いた野菜たっぷりのクリームスープという解釈でいいんじゃないでしょうか。
そんなアメリカの代表的なスープのひとつである、クラムチャウダー。 ハマグリやアサリなどの貝類と、色とりどりの野菜を使った具だくさんのスープですが、クラム(Clam)は「二枚貝」を意味していて、本場アメリカで用いられているのはハマグリに近い種類のホンビノスガイなんだそうです。外来種なので日本ではあまり流通しておらず、アサリなんだとか。さ、うんちくはここまで、美味しいやついっときましょう!