カニカマ... 何とも軽やかな名称じゃないですか。誰が作ったんだろうと思い調べてみると石川県七尾市の水産加工メーカーであるスギヨが、1972年(昭和47年)に、着色・着香した蒲鉾を細く裁断した商品である「珍味かまぼこ・かにあし」を発売したのが最初と主張しているとありました。ただ、それほど期間的な差もなく大崎水産(広島市)、堀川(新潟市)、ニッスイ(東京都)が開発したカニカマもあり1970年代に登場した商品くらいに捉えておけばいいのかなと思っています。「かにかまとは、かにかまぼこの略で、風味・食感・形・色などを蟹の身に似せて作られた蒲鉾である。実際には、主な原料はスケトウダラである。 英語名としては "crab stick"、"imitation crab meat"、"seafood stick" などがあるが、そのほかに"surimi"という名称で知られている。」とWikipediaにありました。すごい発明ですよね、surimiってもう英語圏内で市民権を得てますよ! カニカマはいくら、数の子のコピー品と並んで世界の人たちを驚かせる食品なんです。もぅ、カニの代わりにこれでいいんじゃないかって思います(それは言い過ぎ)。でも、半分は本当です。これら食品群には本物のいくら、数の子、カニ肉にはない旨味、色合い、食べやすさ(カニなんか特にそうですよね)がありますし魚介由来のエグ味もありません、何より安価に入手できます。そんなカニカマを使って割烹で出すような粋な小鉢を作っていきます。カニカマとわかめの酢の物(カニ酢風味)です。カニ酢も美味しいですよね、独特な味わいで。それを再現しています。スティック状のものをパックから取り出してむしゃむしゃ食べるのもいいんですが、こんな酒の肴だったらちょっと気の利いた晩酌になること請け合いですよ!
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カニカマとわかめの酢の物(2人前)
カニカマ50g、わかめ水戻し後30g、カニ酢(酢大4、薄口醤油大1、みりん大1、砂糖小1、白だし小1)、大葉1枚
1:カニカマは食べやすい大きさに割く、わかめは水戻ししておく
2:カニ酢を耐熱容器に入れ600w30秒でレンジアップしておく
3:カニ酢はラップをして、冷蔵庫で冷やしておく
4:小鉢に大葉を引き、カニカマ、わかめを見栄えよく配置し、カニ酢をかけて完成