いやね、後編なんてするつもりなかったんです、本当は。でもね、語らせてくださいな! 口当たりが優しいのにこのすごいコク、どうやって出してるんですか?(教えてくれるわけがない) 韓国料理というと兎角「辛い」「刺激的」というのが頭に浮かぶと思います。僕自身も韓国風で作る時はいかに「辛さに寄せられるか」をゴールにしています。違うんですよ、このだし。とにかく優しいんです。でも、鶏がらスープのような軽いコクではなく牛ですから、それなりにヘビーなんですよね。それがスープのベースであるにもかかわらず、破綻していない(スープの味付けで強制的に食べさせていない)。これが驚きでした。僕も仕事柄しゃぶしゃぶはいろんなお出しでやってきてるんですが、昆布とも、ピリ辛とも、すきだし(すき焼き風だし)とも、豆乳ともどれとも違い、全然似ていないです。豚肉がレシピ上で推奨されていますので、そいつでやったわけなんですが豚のクセ(匂い)もうまく抑え込んでます。もちろん、出しに含まれるニンニクとか鰹節の力もあるんですが、調味料の配合とかもすごく考えられてます。豚肉のしゃぶしゃぶだと気になるのは豚臭さ。それを全く感じさせないし、何よりポン酢醤油やごまだれ、卵といった余計な調味料を必要としないのが魅力的です。ただ、見た目に反して塩味は感じますので「ポン酢(味ぽんじゃないですよ)」にちょいつけで味変できるかと思います。今だったらすだちなんかもいいですね。さっぱり召し上がれます。韓国料理については色々勉強不足なiketchですので引き出しは少ないんですけど、思い当たる料理がありますので、恒例のアレンジ編をご期待ください!

豚肉ももちろん美味しいんですが、野菜がとても美味しい! お出汁が野菜それぞれの味を引き出しながら、しっかりと味付けしてくれます。〆に中華麺やご飯は当然、アリです!
これも色々使えそうなお出しですよ! まずはしゃぶしゃぶを味わってみてください。いつもと違う雰囲気に驚くはずです。

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