以前ブログでも書いたんですが、居酒屋さんなんかの焼き鳥や焼き魚が美味しいのって遠赤外線と新鮮な食材なんです。僕のいた職場なんかで和食の業態だと水産(生の魚を納品してくれるお取引先様)が仕入れ元に入っていて、新鮮な魚介類が毎日届いていました。また、僕自身所属する和洋折衷の業態だと、基本冷凍か、特殊な真空パック冷蔵品が納品されていましたからこちらもバッチリ鮮度がいい。魚だけじゃないんですが、食材は温度の変化に弱いです。いくら水揚げ後迅速に加工し冷凍庫に運び入れたとしても、食材の運搬、搬入過程で常温に晒す時間が多く、長ければ当然劣化します。一番状態が良いのはサイゼリヤさんのコールドチェーンシステムかなと思います。契約農場で収穫された野菜が、店舗に食材として納品されるまでに温度を変えずに流通させているというものです。すごいですよね。サイゼリヤさんのサラダってパリッとしていて明らかによそのものと美味しさが違います。大きな組織かつ、自社流通が成せる技です。で、スーパーのお魚なんですが納品に至るまでもそうですが、されてからの温度の変化も激しいかと思います。温度管理で鮮度を維持していても、オープンスタイルのショーケースに並べて時間が経ってしまった鮮魚は流石に匂います。まして、常温に晒して家に持ち帰るわけですから尚更です。分かりやすい魚だと鰯、鯵、ししゃも。そこで下処理にひと工夫が必要です。今回はししゃもを焼いていきますが、ちょいと仕事をしてます。にんにく、オリーブオイル、酒、粗挽き胡椒での処理を施すことで、生臭さを消し去ります。他の魚にも応用が効きますので、お試しを。ニンニクの風味と粗挽き胡椒のスパイシーさでパンチを効かせた「ししゃもガーリック」、いってみましょう!

おろしニンニクと粗挽き胡椒が香る焼きししゃもを、大葉マヨネーズでどうぞ!

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事