自分の名札に「仕込みリーダー」という謎の肩書きが増えたiketchです。仕事先では追い回し的なポジションが多いんです。店舗の立ち上げ(スタンバイ)、盛り付け、地(スープベース)作り、食材の加工、ドリンクのベース作りなど、もちろん、各ポジションの仕事を一日中やる時もありますが、フロア作業もウオッシュ作業も何でもやりますよ(店舗修理も、保健所対策も!)。お役に立っているなら嬉しい限りです。そんなiketchの基礎作業の一つを伝授いたします!

焼き色もつき、少ししっとりした3種きのこの油炒め、これを作っていきます。

といっても、今日紹介する「きのこ炒め」は、過去の職場でおそわり身につけた「仕込み」技術の一つです。「きのこ炒め」はきのこを使った料理の材料の一部になるのはもちろん、脂溶性ビタミンD群を効率的に摂取できたり、香りをたたせたり、旨味をアップさせたりと抜群の活躍を見せます。ちなみにきのこは、複数の種類を合わせると食感も楽しくうまみもアップしますよ。何より「だしっていうのは液体ばかりじゃないよ」ってことを伝えたいんです。過去記事「創作物語。」で紹介したきのこの惣菜って、実はこれの塩味バージョンなんです。あの時は「ゴールは見えた」なんて偉そうなこと言っていましたが、結論は変わりました。「香りはやはり、持ち越せない」です。冷凍保存すれば旨味は持ち越せるんですが、香りは1〜2日が限度ですね。逆手にとっていきましょう。例えばその日のうちに「きのこ尽くし御膳」で秋の味覚を満喫するか(例えば炊き込みご飯に、すまし汁、きのこの炙り焼きでまとめるとか)、前日はきのこソースのハンバーグで、翌日はあんかけきのこの煮奴とか... こういう発想が出れば、美味しい献立を組み立てられます。

今回は水戻しした干し椎茸、しめじ、舞茸です。えのきやエリンギ、生椎茸などでもOKです!

「きのこ炒め」はきのこの旨味だけです。塩味すらつけていませんから、このまま食卓に上がることはありません。ですが、知っておいてください。こいつ、とんでもない実力者です(笑)。この後紹介する料理にはこの旨味がバッチリ反映されてます。みなさんのアイデア次第では、iketchがびっくりするような料理を生み出せるかもしれません。ダイヤの原石のような「きのこ炒め」、簡単なので、覚えておきましょ!

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