「トマトについての考察と結論」の記事にも書いたんですが、甘さを活かす調理方法でやった方がトマトは旨い(トマトだけじゃないんですが)わけです。なのでトマトを湯むき(こちらは過去記事トマトと卵の炒め物、シーホンシーチャオジーダンを参照)して、久しぶりに登場の「大将の八方だし」ベースでお吸い物を作りたいと考えました。

複雑なだしの旨みとトマトの旨み、酸味が効いた飲み干す一杯、完成です。

かつおだしの一番だしで代用が効きますので、一から作りたい方はそちらの「だし引き」を参考にしてみてください(だし、だしとりで検索/今回は過去記事参照が多いな... )。かつおが香る上品で、しかもアタック感溢れる吸い口が堪能できます。大将の八方だしは「まかないYouTuber河原のあべ」の大将が監修したもので、これまでもいくつか料理を紹介させていただきました。ま、個人では引くのが相当難しいシロモノです。こいつで引くと仕上がりの香りはかつお中心ですが複雑で、旨みも深さと奥行きが感じられます。これが小さなだしパックを400mlの水に入れて沸騰させるだけで手に入るなんて、すごくないですか? 出来上がりの色も黄金というよりは、白金(プラチナ)色でとても美しく、さまざまな食材の色を大事に調理できます。しょっちゅうは無理でも、たまにこういう「良いおだし」で料理ができると楽しいですね。

なので、ほうれん草も別に取り分けた吸い物のつゆ(地/ベース)に浸して、おひたしにしてみました。うんうん、美味。美味しい地だからこそのなせる技です。来月の「和食月間2024」にも活かせる調理方法ですね。ささ、旨みと甘みが溢れる「旨トマトのお吸い物」、冷めないうちに召し上がれ!

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