「香り松茸味しめじ」なんて言われるように、松茸は味はもとより香りが命。今はスーパーなどでは中国、カナダ産など輸入物が¥3000前後で手が届きますが、国産は相変わらず¥5000以上と、庶民にはいささかハードルが高いきのこです。とはいえ、日本の秋の味覚筆頭格なのは揺るぎのない事実。雰囲気だけでも味わいたいじゃないですか。そこで、市販の松茸ご飯(炊き込みご飯)の素で「雰囲気だけでも、高級料亭」を味わうことにしました(はいっ、小さい拍手〜)!

ご飯の素、松茸の水煮両方に香りづけの工夫がされているようです。とても香りよく、美味しく炊けました!

松茸は薄味の日本料理に合い、松茸ご飯の他に土瓶蒸しや炭火焼き、蒸し焼き、酒蒸し、吸い物、天ぷら、すき焼き、松茸寿司などの料理にして、香りと歯ざわりを生かして食べられています。なんで、高価なのかというと一番の原因は「人工栽培ができないこと」です。これが、昔から松茸の値段が高止まりして庶民に手に入りにくくなっている要因。また秋のほんの一時期しか食べることができないことからも、希少価値が高い食材として珍重されているわけです。

秋にしか登場しない「きのこの王様、松茸」。さぁ、謁見と参りましょうか!

江戸時代には、松茸は庶民の手の届かない贅沢品で、主に武士や裕福な商人に消費されていたようです。しかし、明治時代以降、交通網の発達や栽培技術の向上により、松茸の流通が拡大し、庶民にも食べられるようになったんだそうです。

「!?」 美味しい! 岐阜食品工業様、ちょっと舐めてました。すみません、これすごい美味しいです! まず、炊飯器を開けた時の香りが、もう最高。これですよ、この香りが欲しかったわけです。だから、お気に入りのワッパに詰めて蓋を閉め、待つことしばし。再び蓋をあげると... 超笑顔(笑)! ワッパの木の香り、松茸の香りが部屋の中に立ちこめ「どこの料亭だよ! ここは!」という事態になりました(小さくガッツポーズ)。こりゃ、いい日本酒開けるしかないじゃないか!... そんなわけで、帝松を片手にご満悦のiketch。いいですよね、これくらいの贅沢なら... 物価も高いし、所得も上がらない... そんなの松茸には関係のないこと。無駄にしているお金を見つめ直したら、この炊き込みご飯の素くらい買えますって。それで、いい思いしましょ、美味しいもので笑顔になりましょ、日常に非日常をぶつけていくことって、そんなに難しいことじゃないと思います。

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