掘り出し物しかないトレジャーアイランド、角上魚類(だから、褒めすぎだって)。iketchがあげるハードルをものともせず、新鮮な魚介を関東圏にもたらす奇跡の魚屋。そんな角上魚類さんでまたしても素晴らしい出会いが待っていました。

「新鮮真鯵が¥400、¥400でいいよ! 刺身がうまいよ〜」

とハンドベルをカランコロン!

「買った!」

もうね、魚何買う? とか事前に考えなくてもいいんですよ。いいものを、その場のひらめきで買えるなんて素晴らしいじゃないですか。これくらいの贅沢は許してくださいよ、何千円も使うわけじゃないんだから。これがいい意味でのインパルスバイイング(衝動買い)です。絶対、いい思いするとわかってる買い物じゃないですか?

これお店仕様なんですけど、お客さんに持って行った時の驚く顔がたまらないんです。家では当然しませんけど、こういうのもアリ、アリ!

しかしすげぇな、新潟県寺伯港から、今、来たって。やばすぎだろ、真鯵の目がビー玉みたいに輝いてる〜♪ こりゃ、言われなくても刺身だよ。真鯵は、アラも煮出すとたまらなく旨いんだよな〜 もう、はしゃぎっぷりが子供、全然「大人の休日」してない。

「毎度! どうします?」(顔を覚えられてしまったようだな... )

「そのままで(1尾買い)!」

「ありがとうございます!」

ホクホクで車のハンドル握ってました。さてと、吟醸酒でいくか! ついでに小山本家酒造(埼玉の重鎮。創立260年)大吟醸! これっきゃないだろ。焼き鳥の店頭売り上げも伸ばしてるんだから、ご褒美、ご褒美!(今回はイクスクラメーションマーク多すぎです) で、当然刺身にします。アラは焼き上げて、煮込んであら汁がいいな。でもその前に姿造りやってみんべ! お店仕様の。いってみましょうか。結果...

たっぷりの生姜と浅葱で存分に堪能してくださいな! 自宅が職場に変わりました(汗)

どこの家庭でこれが登場するんだよ... すいません「つぶやいてみんベぇ」のタグを「流離の調理師」タグに変更しました。完全に豊洲直送鮮魚、お造りです、ありがとうございました。慣れてないとできません、これ。ま、ね... (笑/何わろてんねん!) いいじゃないのセルフサプライズ! 旨い埼玉の地酒でコリコリ旨い鯵の姿造り、いただきます(もちろん醤油は弓削多吟醸生搾りでね♪)

で、今回はもう一つ「凍結酒」。三田文学の面々がひと時を過ごしたという昭和23年創業、恵比寿「さいき」さんの一品を再現しました。「さいき」さんは遠藤周作氏や吉行淳之介氏といった「三田文学」の面々が夜な夜な集まり談義していたという名店。凍結酒は一升瓶を凍らせて何回も振ることでみぞれ状にするために何日もかかる代物。そこでiketchはアイデアで勝負。小山本家酒造(さいたま市指扇)のパック酒「おいしい大吟醸」を1日冷凍庫にインして、飲む直前にガシガシ振って作ってみました。いかがでしょうか? 大吟醸の香りはほのかに、舌触りなめらかで、舌にスッと溶けていくのみ心地。自然な甘みで飲みやすいんですが17度、酔いが後から来ますのでご注意ください。iketchも元々文学部。先輩たちの流儀に従いのんびり、でも、心熱く休日を過ごしてまいります。

凍結酒なんですがおすすめは「紙パックの日本酒」。冷気が届きやすく、1日でこうなります。お店じゃ効率の都合でできないかもですが、¥100代の紙パックを冷凍庫にぶち込むくらいなら疲れていてもできますよね? 前日にぶち込んでおきましょう!

ちなみに「さいき」さんは「いらっしゃいませ、ありがとうございました」ではなく「お帰りなさい、いってらっしゃい」とお見送りするそうです。僕のブログ「お帰りなさい、ここはみんなの台所」というのはここから来ています。明日も元気に「いってらっしゃい!」。

総額¥600くらいです。信じられないでしょ! 名店での一杯をご自宅で!

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