ネットを眺めていたら「これは」というお弁当画像を発見しました。あぁ、あったあった、あまり、食欲をそそらない誰得のお弁当。でも、こんなのばっかりでしたよ、当時は。今、ほっともっとさんとか、オリジンさんとかすごいですよね。普通に家で食べるご飯がお弁当で成立している。僕も何回か利用しているんですけど、まず、ご飯が温かい。何よりおかずが美味しいし、ボリュームもある。で、今回再現したのはその真逆をいくお弁当です。冷たい、おかずも素朴すぎて見栄えも悪いし、ボリュームのかけらもないように見える... やっつけ感満載なんですけど、その状態にして作って食べてみると、これでいいんじゃないか? と思えてきてしまうんです。冷えたご飯(冷ましてあります)、冷えたおかずなのにしっかり美味しい。おかずを調整しながらご飯を食べないと、ご飯だけ残ってしまうバランスの悪さなのに、赤(梅干し)、青(ししゃも)、黄色(卵焼き)、ピンク(魚肉ソーセージ)、白(ご飯)、黒(昆布佃煮)、調整で緑(バラン)といろどりは合格点。何より冷めてもしっかり味がするおかずのチョイス感、脱帽です。意識せず食べても、おかずとご飯をしっかり同時に食べられる優秀なお弁当でした。ネーミングが「昭和初期弁当」とこちらもまたやっつけ感満載ですが「お弁当」でよかったんじゃないですか(汗)。おしゃれで気の利いたお弁当やランチも魅力的ですけど、ガッツリご飯が食べられるこんなお弁当に学ぶことがいっぱいあったiketchでした。

簡単な設計図をもとに再現。バリュー感のあるお弁当でした。
冷めたご飯でもワシワシ食べられる幸せ。「THE こんなんでいいんだよ」!
もとネタはこれ。宮崎県のとあるスーパーのお弁当のようです。無くさないで欲しいなぁ。

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