スーパーを覗いてみると、味噌のコーナーがとても充実していることに驚かされます。子供の頃の地元なんて、基本的に名古屋の商品がほとんど。地方の商品があまり手に入ることはなく、それが当たり前でした。今はといえば、ネット通販はともかく埼玉にいても各地の調味料や食材が簡単に手に入ってありがたいですよね。調味料を見ているだけでワクワクしてきます。地元で働く人ばかりではなくなった現在、こうやって地元の味が手に入るというのは時代のというか流通の進歩なんでしょうね。そんなノスタルジーに浸っていてもいけませんので、今回は赤い豚汁を作っていきます。赤味噌といえば名古屋の味。なんだかんだいって、味噌カツ、どて煮、味噌煮込みはこの赤味噌じゃないと違和感があります。普段は白味噌なんですけど、どうしてなのでしょうね。その味で食べていたという安心感なのでしょうか。どうしても実家では九州の食卓になってしまうのですが、外で食べるときにはそりゃあ、愛知県の味になります。何気に口にしてきたことが自分の味覚を育ててきたんでしょうね。今回は赤だしで作る豚汁に挑戦です。赤だしは独特のくせがあって、やや渋味を感じる味噌です。ですので、具材をちょっといじりました。普段里芋を使っているのですが、さつまいもにチェンジです。あとは、出し入りの味噌ですので、そのままそれにならいあごだしは使いませんでした。なるほど、これだけでこんなに変わるのか、の新発見です。同じ料理でも、醤油や味噌を替えるってのはちょっと躊躇するものです。でも、いつも見慣れている光景を別の視点で見ると新鮮な驚きがきっとあるはず。豚汁を啜りながら、そう感じたiketchでした。

色は濃いですが、甘さも出ていて他県の人も使いやすそう。さすがマルコメさん!

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事