さぁ、[時短料理月間]スタートなんですが、料理に割く時間の定義って大きく3つあると思うんです。1つは簡単な工程で手早くできる料理(レトルトや、ミールキットなど)、1つは調理時間自体はかかるもののその間に別の作業を進められるような料理(豚の角煮、煮物など)、最後は外食。「流離の台所」では最初と2つ目の料理を大切にしています。今回のジャージャー麺は作りおきの材料を利用した「レトルトパック」に近い使い勝手の肉味噌を使っていきます。ある一つの技術が身につくと、複数の料理が作れるようになるマジック。これ本当に素晴らしいことですよね。ザージャンがちゃんと作れるようになって、日(本)中(国)の肉味噌が本当に美味しく作れるようになりました。しっかり水分を飛ばして作る麻婆豆腐の素、適度に水分を残して他の旨味を加えた坦々用肉味噌や、和食に使う肉そぼろ、そしてもっと水分を残し甘みを加えた今回のジャージャー餡。ザージャンを覚えた過程は英単語の暗記に似ています。一つの単語を覚えるだけで芋づる式に覚えられる快感。料理にはそれがあります。ところで炸醤麺は、麺料理の一つで、汁無しの和え麺、つまり撈麺に分類されます。 中華人民共和国の北部の山東省に起源していて、主に中国の河北省・山東省・陝西省・河南省・山西省・四川省などの家庭料理で、香港・台湾・韓国の外食料理でもあります。そんな甘味と旨味を含みながらスパイシーで風味あふれるジャージャー餡を作っていきたいと思います。とにかく手順通りに炒めて、香りを立たせて餡を作りましょう。もう、それだけで美味しい炸醤麺が完成します。スパゲッティミートソースとは違った驚きと感動があなたに訪れるはず。色々世界が危うい状況ですが、美味しいものでみんな仲良くなれないかな... ちょっとアンニュイな気持ちで食べた炸醤麺でした。

千切りきゅうりに、白髪ネギの食感が濃厚でスパイシーな甘辛餡と上手に絡みます。工程も手順もやや面倒ですが、これ作れたら感動のお食事タイムが待っていますよ!
とろみのついた特製ジャージャー餡が中華麺をとっても美味しくします。

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