寿司チェーン店における犯罪行為のSNS拡散から、さまざまな業種業態での犯罪動画のアップロードが常態化してきています。時事系、弁護士系ユーチューバーの方々が各々の視点で分析し、報道してくれてますが、一般の方々はどう捉えていますでしょうか? 社会的制裁を望む人や、損害賠償について煽り立てる人など様々な思い、意見はあるでしょうが、根本は「不快である」ではないでしょうか? 楽しんで食事をする場所が、不快な場所に変わるというのが1番の問題点です。「提供された品物に毒が入っていたらどうしよう」「この湯呑みに危険な細菌が付着していたらどうしよう」なんて考え出したら、外食なんてできません。そうならないために飲食企業はそれぞれのノウハウやシステム、教育を活用し発生の撲滅に努めています。飲食店側の人間は論外ですが、利用する側の意識の低さも問題です。「お金を払えばいい」「謝ればいい」それは問題を発生させた人以外の人だってみんなそうです。でも、そういう犯罪をしてないから飲食業は成り立っています。企業のみならず、事態が拡大すれば関係する人、お取引先様、株主様、お客様全ての人が被害を受けます。最近はお子様も携帯を持つ時代ですので、幼稚園、小学生低学年の段階で、こういうことをするのは「迷惑行為ではなく、犯罪です」と教育すべきです。親を集めての勉強会や、冊子の配布、学校ホームページでの注意喚起などやれることはいくらでもあります。もちろん、僕自身、新しいクルーを採用した際は衛生基準と同じくらいの重要度で「SNSでの情報拡散」について指導をしてきました。残念ながら、この問題は数年後にまた繰り返されます。今からでも遅くはないので社会全体の取り組みとして団結し、この問題に向き合っていかないとダメだと思いました。食事をする場所が「不快な場所」になりませんように。

老若男女、自治体、民間問わず連携して、犯罪の芽を摘んでいきたいものです。

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