今回は「楽しく、美味しく、継続して」というブログテーマから少し離れて、「これ食べるために、日々を頑張る」という趣旨で紹介したいと思います。「黒毛和牛ヒレ肉のわさびのせ」です。どれくらいぶりだかわからないほど、高級牛肉から遠ざかっていたiketchですが、せっかく美味い「わさび」がある以上、こいつを紹介しないわけにはいかないと思い取り上げました。

検証、検証! 「お〜いし〜♪」じゃないからな、と自分に釘を刺されましたが、もう、旨い予感しかしない!

おうち焼肉の定番といえば、エバラ焼肉のタレ。当ブログでも散々紹介してきているし、皆さんもよく知った商品かと思います。失礼を承知で言うなら「どんな肉でもうまくする調味料」です。素材もへったくれもなく、冷凍物だろうが、ドリップでてようが、多少変色してようが、ペラペラだろうが、その味で食わせる実力者です。でも、これ、使いません。

この黒毛和牛ヒレ肉、3枚でいつもの牛バラ肉の3倍以上します(震)。それなりの覚悟で迎えましょう。

美味い肉ってシンプルな味付けで、素材感を楽しむ方が俄然正義です。そのゲームの課金、今回我慢しましょ。使わないサブスク解約しましょ。それで予算が捻出できるはずです。いつもはビビって買わない「いいお肉」買いましょ。いいわさび使いましょ。それだけで頑張れるエナジーをくれる焼肉がお家で食べられます。

天城産本わさび登場です。もう、色が美味しいって主張してます。

こんな美味しそうなお肉(取材旅行は別として)久しぶりです。で、間違いなく美味い「天城産わさび」があります。だったら、これしかないでしょ! という一品です。ヒントは「孤独のグルメ Season2 中野区沼袋のわさびカルビ/平和苑」の回。主人公の五郎ちゃんが腹ペコで訪れた中野区の焼肉屋で「わさびカルビ」なる商品に遭遇し、「肉なのにお刺身、七輪で焼く刺身、焼き刺身!」と言わしめた一品をiketchの感覚で、再現してみました。ところでヒレは、牛の腰の下の部分のお肉です。 一頭の牛からわずか3%しか取れないとされており、超希少と言われる高級部位です。 あまり動かさない部分の肉になるため、抜群に柔らかく、世代や性別を問わずに人気があります。 本来、脂が少ないため、さっぱりとしているのが特徴なわけです。カルビはアバラの下肉で脂肪が多くジューシー。でも今回のヒレ肉のサシなら、これ、ワンチャンいけんじゃね? と思いやってみました。

肉質は柔らかく、とろけるようでした。醤油は一瞬で脂まみれになりましたが、わさびの爽やかさで牛肉本来の旨みと甘みがグッと前に出てきます。濃いのにくどくないんです!

「見つけたよ、これ。白身魚に本わさびの感覚!」

そう、「流離ってみんべぇ(旅情編) わさびの巻」の初めの頃に言っていた「マグロには「生わさび」でもOKだけど白身魚には「本わさび」かな」の回答です。白身魚にももちろんヒレ肉にも脂はあります。ただ、マグロのような濃厚さやカルビ肉のような脂感はありません。それが活きます、本わさびで。これならマグロでもカルビでもOKです。素材をきっちり引き立ててくれるはず。そちらでも遠慮なく使ってください。やっぱ「本わさび」ってすごいわ。

「ビールいこ、いっとこ!」

こうなること間違いなし。辛い時、苦しい時こそ「美味い料理に、美味い酒」。令和を生きる「戦士の食卓」に幸あれ!

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