大河ドラマ配信中ですが、ちょっと一息入れませんか? 冷たいデザートで涼をとっていきましょう!

今回は「自家製プリン」です。iketchがプリン!? なんて知り合いには言われてしまいそうですが、昔まかないというか、おやつで何回も作ったことがあるんです。生クリームがある時は入れたり、廃棄リキュールで色付け、香り付けしたり(内緒)... 大人びたアルバイトさんも嬉しそうに食べてくれるんですよね。やっぱり、みんな好きなんだなぁ〜 なんて思ったりしたものです。

砂糖と牛乳と卵だけで作った素朴で滑らかな一品です!

ところでプリン、どこの料理だか知ってますか? 嫌な予感はしていたんですが「イギリス」なんです。あまり美味しいもののイメージがない国(失礼)なんですが、プリンの原型は中世のイギリスで誕生したんです。もちろん、今とは思えないほど大きく異なっています。 その頃のプリンはプディングと呼ばれ、船員たちが航海中に手元の食材を使い切るための工夫の一つでした。 余った肉や魚、果物を卵の混ぜ物に加えて布で包み、蒸すか煮るかして作られたのが始まりです。フランスのテリーヌっぽい料理です。

焼いたり、蒸したり、プリンの素を入れて冷やすだけだったりと作り方も様々なプリンですが、iketchは「蒸して」作ります。お店(職場)メニューに茶碗蒸しがあったので専用蒸し器で一緒に作っていたわけです。こだわりは「カラメルソース」。僕のは苦いですよ。その分、プリンをしっかり甘くしてメリハリをつけます。

苦いと甘いのコントラストでプリンは美味しさを感じます。

そんなカラメルソースなんですが、糖質の変化を利用して作られているんです。糖質は①酵母や細菌の働きで発酵したり、②水溶性のためシロップやフォンダン(砂糖衣)を作れたり、③タンパク質を凝固させたり、④色素を形成したり、⑤糖化したりと様々な特性を持ちます。カラメルは④の色素形成を利用しています。水を加えた砂糖を200度近くまで加熱することでカラメルソースは作られます。こうして褐色になる変化はカラメル化と呼びます(ここ、調理師試験に出るところ)。

若干「つぶやいてみんベぇ」みたいになってしまい失礼いたしました(汗)。料理の生まれた背景や、調理の特性など興味を持っていただければ幸いです。では、また!

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