食堂や、小料理屋さんの豚汁ってすごく美味しいですよね? 一品で汁物としてもおかずとしても成立していて、具材もたっぷり入っていて、どこか垢抜けた「お味噌汁」という印象を受けるはず。今回は「無双だし」を使って旨味たっぷりの「お店仕立ての豚汁」をいってみようと思います(拍手)。

作りたいでしょ、お店の豚汁? 無双だしなら簡単です。市販のだしの素なら味の素さんの「本だし」かな。かなり複雑な地が出来上がります。

とは言っても難しい事は特になく、ベース(地)をしっかり作ること、味噌に奥行きを持たせること、具材の下準備をきちんとすること、大まかにいえばこの3点です。

まずベース(地)は無双だしを軸にして、味醂と薄口醤油で、そのままでも薄味のスープと言えるものに仕立てます。重要なことは味噌を入れてなくても「煮立たせないこと」です。あたかも、数時間沸騰させずに色々な素材を順番に加えて味の層を作ったかのような感じに仕上げていきます。このベースがしっかり作れたら、もう合格点は取れてます。焦らずいきましょう。

2点目は味噌に奥行きを持たせるため甘口と辛口の2つをブレンドします。今回はちょっとしょっぱい信州味噌と食べ慣れた甘口の九州味噌を1(信州):3(九州)の割合で掛け合わせました。これだけで味噌味に奥行きが出て美味しくなります。ミックス味噌+塩(もしくは砂糖)でも調整は可能ですが、米味噌、豆味噌、麦味噌など素材が違えば風味も違うので、ブレンドしてみるのも良いと思います。

最後は前回作った「無双だしの根菜煮(味噌汁、筑前煮用調理済み野菜)」で、出汁との親和性を図ること、豚肉はしっかりアク取りすること、じっくり15分は火入れすることを実践し、仕上げてみてください。お店の味に近づきますよ!

お店のベース(地)はあらゆる料理に使いますので、比率や調味料を変えて別の料理が作りやすいように仕込んでいます。料理ごとに地を変えていたら仕込みが追いつきませんからね。味醂だ、薄口だと調味料が過去の豚汁からすると増えていますが「無双だし」のおかげで「だし引き」にほぼ時間がかかりませんから、時短、簡単調理になっているはずです。応用きかせて、あなたのおうちの味を作っていきましょう! では、また。

家庭では作らないお店の味。お外の味もたまにはいいでしょ? 

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