先月、散々お世話になった「赤坂 まるしげ」さんのレシピで中華風づけ丼をいってみましょうか! やっぱり「気づき」って大事だと思いました。「これ、酒にしか合わない強い味なんじゃない?(汗)」と疑っていた自分がいるんですよね。それがあの「かつお漬け丼」と「うな丼」で「いや、大丈夫だよ。甘いしょっぱいは生理現象だ。ブレずにいけ」と自分にゲキ飛ばされたんです。「旨い、と思ったろ? 貫けよ自分。伏線張って逃げるなよ!」って言われた気がして。だから、今回も美味しい「丼」を教えてくれた「赤坂まるしげ」さんの力をお借りします、そしていずれ自分の力に変えていきます! みんなでシェアしたい中華風づけ丼、いってみましょう!

ネットリ濃厚! 江戸前風の漬け込んだ切り身にシャキシャキのネギと熱々のごま油がジュワーっと絡みます! 切り身がほんのり温かいって、ご飯をおいしくしますね!

刺身は鮮魚コーナーの切れ端、見切り品を使ったんですが、まんまどこぞのお店の味に仕上がりました。海鮮丼というと和食のイメージなんですが、味付けは明らかに中華に寄せてますね。町中華でも食堂でも、もちろん中華飯店でも出てこない不思議な味わいでした。もちろん醤油ベースだから、ご飯に合わないわけがない。弓削多醤油さんの生搾り醤油使ったんですが、その力だけではなく、豆板醤やコチュジャン、わずかに入れたお酢なんかも明らかにタレの旨さを引き立てています。こういうところが居酒屋チックだなぁと感心しました。

仕上げにガチガチに熱した調味油(サラダ油とごま油)をかけると「ジュワッ」といい音がして、ネギと胡麻の香りが立ちます! こういうセンスが見習うところだなと思いました。

でも、タレの旨さだけではないんですよね、おそらく、熱々の油にも秘密があると思うんです。レシピを見ると味付けメチャクチャ濃いのに、破綻してないっていうかとてもマイルド。きっとこのタレをいい感じで調整してくれているのが油だと思います。油は温度を上げるとさらっとしますよね。だから食材全体に行き渡りやすく、かつ食材をオイルコーティングしてくれるんです。濃い調味料を複数種使っているのに食材につきづらく、刺身のウェット感をキープしている側面が見て取れます。ちょっと深掘りでした(サラダとかにも使う手法ですね)。

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