当月は「辛い調理」を織り交ぜながらやってきました。辛い物を食べると脳内にアドレナリンというホルモンを分泌します。 このアドレナリンが身体のさまざまな機能を活性化させ、気分を高めてくれます。 また別の脳内ホルモンのエンドルフィンという物質も分泌します。 この物質は脳をリラックスさせ、ストレスから解放してくれるという効果があります。要するに体が温まる効果だけではなくて、ストレスの解消にも辛いものは良いということですね。ただ、デメリットも当然あります。辛いものを取りすぎると、粘膜が傷つきやすくなり、のどや胃が荒れます。 気管支が刺激され、咳が出たり、息切れしたりすることもあります。 そのほか、吐き気、腹痛、下痢などの症状が現れる場合もあるんですよね。日々の生活のまさに「スパイス」程度に用いることが大事ってことです。ところで「辛み」というのは味の概念の一つなんですが、生理学的定義に基づく味覚は、味覚受容体細胞にとって適刺激である苦味、酸味、甘味、塩味、旨味の5種(「五基本味」、調理師の参考書では「五味」と習いました)を指しており、辛味はこれに当てはまらないんです。「神経刺激としての辛味の核心は舌・口腔のバニロイド受容体(カプサイシン受容体)で感じる痛覚」とWikipediaでも解説しています。味覚じゃなくて痛覚だったんですね、勉強になりました。普段何気なく使うスパイスにはこんな意味合いもあったんだなぁと、心の片隅にでも留めておいていただければ嬉しいです。
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