「葱油(ツォンユ)」というのを聞いたことがありますか? 今ならスーパーの中華スパイスのコーナーで簡単に買えます。風味調味料なんで町中華なんかだとその店ごとにオリジナルの「葱油」が仕込まれているはずです。色々な料理に合わせられて、かつて紹介した「ニンニクだれ」との相性もバッチリです。とにかくズボラな人は(自分も含む)市販の袋ラーメンに1垂らししてみてください。化けます。普段作っている野菜炒めの油チェンジしてみてください。間違い無いです。かつ、1本のねぎを完全に使い切れます。

コイツを作っていきます。家中華が、町中華に変わる調味料ですよ!

というのもねぎの頭、緑色の部分を使うからなんです。白い部分を使う人もいますが、自分は俄然「ねぎヘッド(ねぎの頭、iketchは普段こう呼んでいました)」を使います。甘みが出るんですよね。これ、フルクタンの効果です。調べてみると、砂糖に果糖(砂糖やはちみつに含まれる糖)が3つ以上結合した糖の総称とあります、多糖類ですね。あ、あれです、ヨーグルトとかチョコレートに含まれるオリゴ糖と同じです。ユリ科だと玉ねぎ、ネギ、ニンニク、アスパラガス、キク科だとレタス、菊芋、チコリ、イネ科だと大麦、小麦、らい麦、オーツ麦に含まれる成分です。そうだったのか... 例えばフルクタンの一種であるオリゴ糖は、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のエサとなり、善玉菌に栄養素を与える働きがあります。腸内フローラ(腸活です)を改善する働きがある訳です。また、知らなかったんですが、フルクタンは食品以外でも、保湿性があることから化粧品に使用されているとのこと。勉強になりますね〜 ねぎヘッドの中にあるヌルヌルした、あれです。

iketch流の材料はこちら。200mlのサラダ油にネギの頭1本、玉ねぎ1/4個、ニンニク1かけ、生姜1かけで作ります。

一気に火入れしたいところなんですが、グッと堪えて弱火でジワジワいきます。香りを油に移しながら旨味を溶かしていく感じです。

うんうん、いい感じです。人によってはもっと焦げ茶色にまでやる人もいますが、そこはお好みで。iketchは苦味を載せたく無いのでここでストップ。

金属製の漏斗の上に直接リードを乗せて一気に濾します。火傷に注意して!

こんな感じで油が滴り落ちるのをしばし待ちます。あ、このネギ捨てないでくださいね! 美味しいやつ作るんで!

どうです、この美しさ。立ち昇るネギとニンニクの香り。スーパー調味料完成です。

まぁ、うんちくはともかく「ねぎヘッド」に関して甘み、香り、旨味を料理に簡単に乗せられるんできんぴらや角煮なんかに使わない時や、調味料が欲しい時、iketchは「葱油(ツォンユ)」に化かします。油はごま油とかラードで作るときもあるんですが(高いので/貧乏性)キャノーラで十分でしょう。iketch流はプラス食材として、玉ねぎ、ニンニク、生姜を使います。葱油を作り終わった出汁素材は油そばや炒め物の具材としてそのまま利用します。本体の油はリードなどで濾して、粗熱をとった後に密閉容器で保存してください(空気に触れると酸化します/1ヶ月は余裕で持ちます)。こういうロス削減もできて、旨味を倍増させる調味料大好きです! 辛いのが苦手な方はラー油がわりに餃子のタレに使うのもありかな? 地味だけど、美味しい「葱油(ツォンユ)」。暑い季節を迎える前に援軍として覚えときましょ!

油がすっかり抜けて旨味と仄かな苦味が残ったベース具材。コイツの使い道を次回紹介しますね!

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