「人生初だよシリーズ(またかい!)」の恵方巻きです。確か、僕らが子供の頃には恵方巻きという習慣がなかった気がして、なんとなくハロウィンみたいによその国の風習から来たのではと勘ぐっていました。大正初期、大阪の花街で、節分の時期にお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べ縁起を担いでいた、という説があります。そこからじわじわ広がって、1983年、ファミリーマートが大阪と兵庫で販売開始。1989年にセブンイレブンが広島で「恵方巻き」の販売開始すると、翌年販売エリアが広がり、95年には関西以西の地区、98年には全国で販売となったようです。恵方巻きは、節分にその年の良い方角とされる恵方を向いて食べる巻き寿司のことをいいます(恵方巻きは、立春の前日の節分に食べます。2024年の節分は2月3日です)。福を巻き込むという意味を込めた巻き寿司のため、七福神にあやかり7種類の具が入った太巻きが望ましいとされているようです。巻き寿司を鬼の金棒に見立て、それを退治する意味もあるとか。福やご縁を巻き込み、1年の幸せや願いが叶うよう食べるため、縁が切れたり、福が途切れたりしないよう、包丁で切らず丸ごと食べると良いとされています。恵方とは、その年の福徳を司る歳徳神(としとくじん。年神様の別称)のいる方角で、その方角に向かって事を行えば何事も吉とされています(今年は東北東だそうです)。吉方、明きの方ともいいます。「恵方は、十干(じっかん)に深く関係しています。十干とは、陰陽五行説の「木・火・土・金・水」を兄(え)と弟(と)に分け、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類にしたものです。十干には、それぞれに数字や方角が割り当てられており、それに基づき恵方も決められています。」とネットの解説にありました。陰陽五行といってるので起源は中国みたいですね。やはり、日本の風習ではありませんでした。まぁ、何はともあれ、僕も日々こんなにひどい目に遭うと福の神様にも縋りつきたい気持ちです。そんなわけで、東北東を向いて(アップルウォッチで確認して)、ガブリといきますか!

勤め先自家製のいくらサラダ巻きとローストビーフ巻きです。おいしそ〜!
他の国の風習まで貪欲に取り込める和食。こういう懐の深さが学ぶべきところです。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事